こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、静かで、美しい、日本でも広く愛されているコールデコットオナー賞作品をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する絵本は、ポーランドご出身のアメリカのイラストレーター、児童作家のUri Shulevitzさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Snow』です。1999年にコールデコットオナー賞を受賞した名作です。美しい表紙に、銀メダルが輝いていますね。
YL 0.4~0.6程度 語数は156語 Lexile: 340Lの本です。
本の内容のご紹介
空は冬の寒々しさを感じる鉛色。
犬を連れた少年が住む町は、そんな曇り空に覆われて冬の暗い世界に包まれていました。
と、そこに雪のひとかけらが…。
少年は「ほら、雪だよ!」とおおはしゃぎです。
でも、大人たちは、「すぐに溶けるよ」などと言って取り合ってくれません。
それに、テレビでもラジオでも雪は降らないと言っています…。
でも、雪を待つ少年の町には、一つ、また一つ…。
雪がだんだん降ってきました…!
そして、少年は…。
町は…。
短くシンプルな英語で書かれた中で、雪が降りしきる時の興奮を表現したような長文がインパクトを与えています。
静かで、美しい。
冬に読みたい、名作絵本です。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『ゆき』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。日本でも愛されている本なので、こちらをご存知の方も多いのではないでしょうか。
この本の著者のUri Shulevitzさんは、この本以外でもコールデコット賞を受賞しています。他の本の紹介も以下の記事にありますので、よろしければ合わせてチェックしてみてくださいね!
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬