こんにちは。
今回は、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞に輝いた英語の絵本を一冊ご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、2009年にケイト・グリーナウェイ賞に輝いた絵本『Harris Finds His Feet』です。Catherine Raynerさんが手がけた、優しくて、温かくて、大人が読むと子どもの頃を思い出して感動してしまう絵本です。
YL 0.6~1.0程度 語数は284語 Lexile: AD560Lです。
本の内容のご紹介
この本の主人公は、表紙に描かれているとても大きな足を持つ子ウサギのHarris。
ある日、Harrisはおじいちゃんに尋ねます。「なんで、ぼくには、こんな大きな足があるの?」と。
おじいちゃんは、優しくHarrisに答え、示してあげます。大きな足があれば、空高くまで跳べることを。山の上まで登れることを。そして、山頂から鳥が飛んでいるのを眺めることができることを。
そう、おじいちゃんは、大きな足を使うことで新しい世界があることをHarrisに優しく示してあげるのです。
そんなある日、オオカミを遠くに見かけます。おじいちゃんは、Harrisに「その足は速く走れるためにあるんだよ」と伝え、2人は懸命に逃げますが…。
子どもが自立してゆくまでを、美しく、繊細に描いた素敵な絵本です。大人が読めば、自分の子どもが自立していく姿や、自分が幼かった時におじいちゃんから受けた愛情を思い出して、ホロッとしてしまうのではないでしょうか。
子どもだけでなく、大人にもお薦めできる絵本です。
最後に
このブログでは、「ケイト・グリーナウェイ賞って何?」という記事とともに、いくつかのケイト・グリーナウェイ賞受賞作品をご紹介しています。もしご関心があれば、合わせてチェックしてみてくださいね♪
このブログでは、Catherine Raynerさんによる本として、以下の本も紹介しました。ご関心があれば、以下のものもどうぞ。
今回は、2009年にケイト・グリーナウェイ賞に輝いた絵本『Harris Finds His Feet』を紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!