こんにちは♪
英語の絵本にはとっても素敵なものがありますよね。絵本を多読図書のリストに加えると、英語に彩りや温かみが出て、多読が生き生きとするような印象を受けますね。
前回、以下の記事で、『Someday』という素敵な、お薦めの絵本をご紹介しました。
本について
今回ご紹介させていただきたいのは、Lane Smithさんによる『Grandpa Green 』という絵本です。表紙を見ていただいてわかるように、緑を基調とした爽やかなイラストが印象的で、おじいちゃんと子どもが描かれています。
YLは0.8~1.2程度 語数 160語 Lexile: AD530Lです。
本の内容のご紹介
この絵本の語り手は、表紙に描かれている子ども。おじいちゃんの曾孫に当たります。その子どもが、庭師のおじいちゃんのことを語っていく体裁になっています。
おじいちゃんは、牧場の家に生まれて、保育園の時には水疱瘡になってしまって、休んでいる間にたくさんの本を読んで、中学校の時に初めてキスをして...♬
高校卒業したら世界大戦に行かなければならなくなってしまい、でもその後には、小さなカフェで将来のお嫁さんと出会って…
こんな感じで、子どもがおじいちゃんを語ってゆきます。
そしてこの語りの内容と、おじいちゃんの剪定した庭木が合致しているイラストになっています。
ちょっぴり忘れっぽくなってしまったおじいちゃんの笑顔が本当に素敵に描かれていて、自分自身のおじいちゃんとの素敵な思い出が蘇ってくるようです♪
本書の最大の見どころは、何といっても、見開きの仕掛けで合計4ページにまたがる圧巻のイラスト。これは、ぜひぜひ、お手に取って確かめてみてくださいね。
英語の絵本には、Graded Readersとは違って、結構難しい語彙も出てきます。でも、この本で出てくる"horticulture"の意味は、内容や文脈から推測できるように感じますし、"floppy straw hat"ってどんな帽子かは、イラストを見ればわかると思います。
最後に
表紙に輝くメダルが示すように、コールデコットオナー賞を受賞した絵本です。
コールデコット賞についてご関心があれば、以下の記事をチェックしてくださいね。
それと、この本のイラストレーターのLane Smithさんは、『The Stinky Cheese Man and Other Fairly Stupid Tales』で1993年にコールデコットオナー賞を受賞しておられます。また、『There Is a Tribe of Kids』で、2017年にケイト・グリーナウェイ賞も受賞しておられます。
このブログでは、他にも英語の本を紹介させていただいた記事があります。よろしければ、合わせてチェックしてみてくださいね。
今回は、Lane SmithさんのGrandpa Green のご紹介でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬