こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、世界三大瀑布の一つ、ナイアガラの滝について知識を得ることができる英語読本をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、 Megan Stineさんが文を、Tim Foleyさんがイラストを手掛けた英語読本、『Where Is Niagara Falls?』です。
元々は、アメリカの子ども向けに書かれた本ですが、日本でも多読用として人気のあるシリーズです。
YL 2.8~3.8程度 語数は7,653語 Lexile: 780L
シリーズ:Where Is...の本です。
本の内容のご紹介
カナダ(オンタリオ州)とアメリカ合衆国(ニューヨーク州)とを分ける国境に位置し、その景観美と迫力で多くの観光客を集める「世界三大瀑布」の一つ、ナイアガラの滝。
本書は、ナイアガラの滝の諸側面について学べる、英語のネイティブの子どもを主な対象にして書かれた英語読本です。
1960年にナイアガラの滝に飲み込まれながらも一命をとりとめた当時7歳だったRoger Woodwardのエピソードから始まる本書。
その後、ナイアガラの滝の迫力と美しさを最初に目にしたのは、おそらくアメリカ原住民だったこと、そして18世紀にはいるとフランス人司祭Father Louis Hennepinや、スウェーデン人のPehr Kalmによって、ナイアガラの滝の迫力や美しさが表現されるようになったことなど、この滝の最初の発見や描写について紹介されています。
そして、この滝が多くの人に知られるようになった後、この地に観光施設を作った最初の重要人物としてAugustus Porterがいること、この滝につり橋を架けるために重要な役割を果たしたのがCharles Ellet Jr.であることが続けて説明されています。
面白いのは、この迫力ある滝の上で無謀な挑戦をした人たち。バンジージャンプをしたり、綱渡りや、綱の上で料理をしたといったdaredevils(向こう見ずな人たち)。
さらには、Queen of the Mistと名づけた樽でこの瀑布を下りて無事に生還した当時63歳の女性Annie Edson Taylorが紹介されています。
この本では、この滝の毎秒75万ガロンもの水量を利用した発電についてもふれられています。発電装置を作っただけでなく、交流を使って遠い地域まで電気を届けた、天才・Nicola Teslaの偉業とともに、Thomas Edisonとの議論についても学ぶことができます。
最後には、多くの観光客を惹きつける施設などが紹介されています。
是非、一度は自分の目で見てみたいナイアガラの滝。
その諸相を学べ、知識を与えてくれる本です。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
この本で紹介されている、樽に入ってナイアガラの滝を下りたAnnie Edson Taylorをトピックにした、Chris Van Allsburgさんによる絵本もあります。こちらもお薦めです!
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬