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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、世界遺産セレンゲティ国立公園に住む動物を中心に、環境保護などの取り組みも学べる英語読本をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Nico Medinaさんが文を、Manuel Gutierrezさんがイラストを手掛けた英語読本、『Where Is the Serengeti?』です。
元々は、アメリカの子ども向けに書かれた本ですが、日本でも多読用として人気のあるシリーズです。
YL 2.8~3.8程度 語数は8,050語 Lexile: 950L
シリーズ:Where Is...の本です。
本の内容のご紹介
1951年に設立されたタンザニアにあるセレンゲティ国立公園。
マサイの言葉で"endless plains"や"extended place"の意味を持ち、コネチカット州ほどの大きさを誇る。
ライオンやヌーをはじめ、数多くの野生動物保護の目的などのために、1981年に国連の世界遺産に認定されたこの国立公園について学べる英語読本です。
本書では、セレンゲティ国立公園の位置、その地政学的な成立過程の解説から始まり、そこで暮らす野生動物の説明に入ります。
具体的には、500マイルにも渡るヌーの大移動や、ライオンの群れの暮らし、ハイエナの群れの暮らしなどが書かれています。
そして、ヌーの大移動の際に渡る川でワニに捕食されたり、岸から滑り落ちたりして死んでしまうヌーが多くいること、シマウマと一緒に移動することもあり、シマウマは目で、ヌーは耳を生かして、捕食者から逃れる知恵を持っていること、ライオンは狩りをするのはメスが中心で夜に行うこと、オスは他のオスが攻め込んできた時に戦い、敗れれば群れを去らなければならないこと、ハイエナはメスが群れのリーダーであること、捕食の際にもメスが先に食べることなどを学ぶことができます。
そして、本書後半では、人類発見後であるとされ、"a cradle of humanity"の名前を意味するOlduvai Gorgeの説明、地球最古の人類とされるサン族の暮らしや、この辺りで暮らすマサイ族の暮らし、さらにセレンゲティ国陸公園の保護活動についても紹介されています。
テレビのドキュメンタリー番組などでしばしば目にするこの国立公園。
野生動物が力強く生き抜く様子や、環境保護などについても学べる本です。
英語レベルはまずまず高いので、ある程度英語多読が進んだ方にお薦めします!
最後に
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬