こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、偉大な科学者キュリー夫人の伝記をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Megan Stineさんが文を、Ted Hammondさんがイラストを手掛けた英語読本、『Who Was Marie Curie?』です。
元々は、アメリカの子ども向けに書かれた本ですが、日本でも多読用として人気のあるシリーズです。
YL 2.8~3.8程度 語数は7,554語 Lexile: 690L
シリーズ:Who Was...の本です。
本の内容のご紹介
ラジウムを発見し、二度のノーベル賞受賞、パリ大学初の女性教授職などの功績を残し、女性科学者の道筋を広げた偉大なMarie Curie氏についての伝記です。
この本は、1867年11月7日に5人の子供の末っ子としてMarie Curie氏が誕生した時の描写から始まっています。
科学者だった父親の影響を受け、小さい頃から科学に強い関心を示し、自分の考えをしっかり持ち行動し、勉強を好む子どもだったことがまず書かれています。
女性であることから、進学が極めて厳しい状況であったにも関わらず、諦めず、また姉ブロスニワバの支援もあってソルボンヌで学士号を取得したこと、
卒業後には磁気学の研究に就くことになったこと、
後の夫となるピエールとの出会いがあったこと、
娘イレーヌの誕生後も子育てと両立しながら研究を進めたこと、
そしてベクレルがが報告したウラン塩が放つ光線に着目し、これがラジウムの発見に繋がっていったこと
等が書かれています。
ノーベル賞受賞の名誉にあずかりながらも、ピエールの事故死の後に持ってしまった妻子ある男性との関係に対して誹謗中傷が向けられたことにもふれられ、波乱万丈な人生であったことが分かります。
女性であることが不利に働いていた当時の科学界。
その逆境を強い探究心と高い志をもとに、偉大な功績を残したキュリー夫人の生き方からは多くのことを学ぶことができますね。
英語レベルはまずまず高いので、ある程度英語多読が進んだ方にお薦めします!
最後に
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬