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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、いわゆる「古代世界の七不思議」について英語で学べる児童書をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する本は、Yona Z. McDonoughさんが文を、Dede Putraさんがイラストを手掛けた英語読本、『Where Were the Seven Wonders of the Ancient World?』です。
元々は、アメリカの子ども向けに書かれた本ですが、日本でも多読用として人気のあるシリーズです。
YL 2.8~3.8程度 語数は8,192語 Lexile: 910L
シリーズ:Where Is...の本です。
本の内容のご紹介
古代ギリシア人旅行者たちが、エジプト等の異なる文明を訪れることができるようになり、様々な土地で接したランドマークや驚異に強い印象を受けたものをリスト化するようになり、それが「七不思議」として知られる元となったという。
本書では、この七不思議それぞれが一つの章を当てがわれ、それぞれの歴史や特徴などを説明しています。
1.ギザの大ピラミッド
クフ王の墓と考えらえれ、紀元前2500年以上前に建設された当時世界最大の建造物。
2万~3万による30年以上の労働を要して完成したと考えらえる建造物。
2.バビロンの空中庭園
新バビロニア帝国の王Nebychadnezzar2世が、彼の妻のAmytis女王のために建設したという庭園。何層もの階段上に庭園が配置され、様々な種類の樹木が植えられ、高い土木技術も用いられていたという。
3.エフェソスのアルテミス神殿
裕福なCroesus王によって建築された。将来来るかもしれない地震に備え、湿地に建築され完成した神殿は旅行者の注目を浴び、多くの物品を奉納してアルテミスに敬意を表すこととなった。
4.オリンピアのゼウス像
オリンピックの開催を記念して、彫刻家Phidiasは、ゼウス像の製作を依頼された。完成した作品は、幅22フィート、高さ20フィートに及ぶ大きさとなった。
5.マウソロス霊廟
カリアを支配したMaurolusとその妻Artemisiaの遺体を安置するために造られた霊廟。石の台座の上に、周囲には囲みを作り、町を見渡せる丘の上に建設された。
6.ロドス島の巨像
エーゲ海南東部のロドス島に建造されたとされる、太陽神Heliosをかたどった彫像(コロッソス)。Charesによって12年の歳月をかけて制作されたと考えらえている。
紀元前3世紀頃にエジプトのアレクサンドリア湾岸のファロス島に建造された灯台。七不思議の中で、日常の実用的な使用のために造られた唯一のもの。建築に20年を要したと考えられている。
当時の多くの人の時間と労力がなければ完成しなかったこれらの七不思議は、目にした人たちに多くの驚きや感動や驚嘆を与えたことでしょう。
アジア人からすると、古代七不思議の場所が現在のエジプトやギリシャ、トルコあたりに偏っているのが少し残念ではありますが、歴史や建造物が好きな方には、特に楽しめる一冊だと思います。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
Who Was...シリーズ、Where Is...シリーズ、What Was...シリーズとして、以下のまとめサイトや紹介した本があります。ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬