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今回は、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」を平易な英語で気軽に楽しめる、Oxford Dominoes (ODM)シリーズからの作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Oscar Wilde氏によって書かれた古典作品を、Bill Bowlerさんが250語レベルの英語に簡略化し、Andrea Wicklundさんがイラストを手掛けたGraded Reader(段階別図書)、『The Happy Prince』です。
YL 1.1程度 語数は3,137語 Lexile: 650L
シリーズ:Oxford Bookworms DominoesのStarter (ODM0+)【250語レベル】です。
本の内容のご紹介
アイルランド出身の作家Oscar Wildeによる子ども向けの短編小説で、日本でも『幸福な王子』の邦題で出版されている有名な作品を平易な英語で書いたものです。
ある国では、若い王子が、毎日宮殿の中で人生を謳歌していた。
外に出て、国民の様子を知ることもなく、人生を楽しみ続けるこの王子は、次に"happy prince"と呼ばれるようになった。
そして、この王子が亡くなった後は、街の中に、金箔で包まれ、両目には青いサファイア、腰の剣の装飾には赤いルビーが輝く銅像が建てられた。
渡り鳥であるツバメがエジプトに旅立つ前、王子の像の足元で寝ようとすると、突然上から大粒の涙が降って来た。
王子は、この場所で立つことで初めて見える国の中の不幸な人々に、自分の宝石や金箔を渡してきてほしいとツバメに頼むのだった。
ツバメは言われた通り目や腰の宝石や金箔を貧しい人々のもとに運ぶ。
そうする間に、心優しい王子に次第に惹かれていくのだった。
そして、王子は次第にみすぼらしい姿になり、移動し損ねたツバメも次第に弱くなっていくのだったが…。
読了感爽やかで、この語数に制限されてはいるが、皮肉と哀愁が込められた感動作です。リトールド(簡易化)された英語とはいえ、Oscar Wildeの作品を英語で読めるのはいいですね!
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本の原作に挑戦したい方には、以下の本をご覧ください。
また、このお話は、『幸福な王子』のタイトルで、日本でも多くの方に読まれています。
ODMシリーズのまとめ記事として、以下の記事があります!
以下の記事から、ODMシリーズの特徴やタイトルを調べることができます。
ODMシリーズとしては、以下の本などをご紹介したことがあります。気になれば、合わせてどうぞ!
この本以外にも、このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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