こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、ドラゴンの真実を、東西二つの文化から語ったベッドタイムストーリーをご紹介したいと思います。
2024年にコールデコット・オナー賞に選出された一冊です。
本について
今回ご紹介するのは、Julie Leungさんが文を、Hanna Chaさんがイラストを手掛けた絵本、『The Truth About Dragons』です。
2024年にコールデコット・オナー賞に選出された名作です
YL 2.0~2.5程度、語数は539語 Lexile: AD910Lの本です
本の内容のご紹介
男の子のbao beiがベッドで眠りに就こうとするとき、お母さんがドラゴンのお話を始めます。
最初のドラゴンのお話。
それは、bao beiがマントと丈夫なブーツを身につけ、森の中へ入ってゆくところからお話が始まります。
そして、お母さんはbao beiに優しく語り掛けます。
秋の美しい森の奥へ進んでゆくと、橋の下からゴブリンが出てきたり、ウィル・オ・ウィスプ(will o' the wisp)に出会ったりするかもしれないけれども、質素な黄色いコテージを目指しなさい。
そこには、賢い女性(西洋の)が住んでいるから―と。
そして、その女性からドラゴンの真実を教えてもらえるから―と。
この女性からドラゴンの真実を教えてもらった跡は、次のドラゴンのお話になります。
ここでも、お母さんはbao beiに優しく語り掛けます。
竹林を抜けて、9つの尻尾を持つ不思議なキツネの後を歩いていきなさい―と。
そして、もし道に迷ったら月に住んでいるウサギに話かければ、月の女神が元の道にもどしてくれるよ―と。
やがて、賢い女性(東洋の)が住む、流れ落ちる滝を展望する空にそびえる宮殿に行きつくから―と。
そして、その女性からまた別のドラゴンの真実を教えてもらえるから―と。
それぞれの女性から教えてもらった、ドラゴンの真実とは…?
東洋と西洋の異なる文化の祖母を持つ少年に、「ドラゴンの真実を知るための冒険」という子どもが大好きな設定のお話を聞かせてあげながら、2人の祖母が異なること、けれどもどちらもそれぞれ魅力的であることを、教えてくれるストーリーになっています。
イラストはゴージャスで、冒険の迫力満点です。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
この本が受賞したコールデコット賞(オナー賞含む)については、以下の記事から、その賞の特徴や過去の受賞作品を確認することができますので、よろしければチェックしてみてください!
以下は、近年のコールデコット・オナー賞の受賞作品の一部です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬