こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、気候変動の諸相について学べるPenguin Readers(PR)シリーズからのGraded Readerをご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介する本は、HRH The Prince of Walesと、Tony Juniper、Emily Shuckburghが書いた原作を、Hannah Fishが1,000語レベルの英語(=中学校3年~高校1年程度で学ぶ語彙レベル)にアダプトしたGraded Reader、『Climate Change』です。
YL 3.0~3.2程度 語数は7,444語 Lexile: 1000L
シリーズ:Penguin Readers Level 3 (PR3)【1,000語レベル】の本です。
本の内容のご紹介
本書は、タイトルが示す通り、気候変動をテーマにして、その原因や影響などさまざまな側面について平易な英語でまとめたGraded Readers(段階別図書)です。
本書は8章で構成されています。
そのトピックとしては、地球温暖化が事実として起こっていること、その原因と影響、そして解決策が中心となっています。
具体的には、平均気温の上昇や北極圏の氷の減少が事実として起こっていることがまず示され、この状況が続くと近い将来に私たちの生活に大きな影響を与えることが書かれています。
また、地球温暖化によって異常気象や食糧危機が起こり、野生動物の生態にも影響を与えていること、森林伐採や人口増加などによって大気中の二酸化炭素濃度が高まっていること、その調査や南極の氷床コアを調査して示されていることなどが続けて紹介されています。
さらに、気候変動がもたらすリスクとして、海中の二酸化炭素濃度が高まり、海水が酸性に傾くことでサンゴ礁が死滅する事態が発生していること、海抜レベルが上がりいくつかの島が沈没してしまうリスクがあることも書かれています。
現在の取り組みとして、2015年に採択された、「今世紀末までの世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より十分低く保ち、1.5度に抑える努力を追求する」という長期目標を掲げたパリ協定についてもふれられています。
さらに、クリーンエネルギーの使用や、森林保護など、気候変動への私たちがすべきことも最後に書かれています。
このように、気候変動に関する幅広い話題について平易な英語でまとめた英語読本です。朗読音声は、本書最後に書かれているコードを入力することで利用することができます。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
本書に関連した図書としては、以下の本もあります。
What Is Climate Change? YL 2.8~3.8 8,575語 Lexile: 830L
今回ご紹介した本は、Penguin Readers(PR)シリーズの中の1冊です。
Penguin Readersの図書で、他の本も紹介した記事もありますので、ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬