タドキストによる英語多読ブログ

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チンパンジーの群れのドラマを描いた読み応えのあるGraded Reader、『Dynasties: Chimpanzees』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、チンパンジーの群れのドラマを描いた読み応えのあるGraded Readerをご紹介したいと思います。

 

 

 

本について

今回ご紹介する本は、BBCが2018年にテレビ番組として放映したDynastiesシリーズ(動物の家族を取り扱った番組)を、Stephen Mossさんが1,000語レベルの英語で書いたGraded Reader(英語学習者用の読み物)、『Dynasties: Chimpanzees』です。

 

YL 3.0~3.2程度  語数は7,172語 Lexile: 610L

シリーズ:Penguin Readers Level 3 (PR3)【1,000語レベル】の本です。

 

本の内容のご紹介

今回ご紹介するのは、Penguin ReadersシリーズのLevel 3(1,000語レベル)のGraded Readerの1冊です。

 

この本でスポットが当てられているのは、西アフリカのセネガルに暮らす、Davidという名前のチンパンジーをボスに据えた群れ。

ボスが食べるのも、飲むのも、メスとの交尾も一手に優先権を与えられるチンパンジーの群れ社会。そして、メスの中にも、オスほどではないにしても存在するヒエラルキー社会。

 

一見すると、ボスともなれば、悠々自適の暮らしが送れているのではと考えそうになるが、その実は、常に若いオスから襲撃の危険性があり、実際に襲撃によって殺されてしまうオスも多いとのこと。

 

この本のクライマックスも、まさにこのボスの座をめぐる争いである。

 

食糧が不足し、皆の気性が荒くなる乾期のある夜のことである。

Davidは、気象の荒い若いLuthorを中心とした集団に襲撃を受けてしまう。

強い拳でたたかれ、鋭い歯で噛まれ、Davidは瀕死の重傷を負ってしまう…。指が一本もぎ取られ、噛み跡は痛々しく残り、倒れたまま一歩も動けないという状況になる仕打ちだった…。

人間社会では断じて許されない暴挙である。

 

一夜にしてボスの座を奪われてしまったかと感じられるこの襲撃の後、あるドラマが待ち構えていた。

メスが、Davidの傷を舐めに集まってきたのだ。

ただ、メスもいつまでも動けないDavidの傍にいては食糧危機に陥ってしまう。

荒れ狂い、自分が次のボスであるのに十分な強さがあることを誇示するLuthor率いる群れに戻る。

 

ところが、この後である。瀕死の重傷を負ったDavidが立ち上がる…。

ボスとは腕力だけではなれないことを、このチンパンジーの群れからも学ばせてくれるようなドラマチックなドキュメンタリーです

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

このブログでは、Graded Readersのシリーズ紹介もこれまでいくつかしています。もしご関心があれば、合わせてどうぞ。

erelc.hatenablog.com

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また、Penguin Readersの本としては、以前、以下の本もご紹介したことがあります。

erelc.hatenablog.com

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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