こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、日本でも小説や映画で有名な作品『動物農場』を、やさしい英語で気軽に楽しみたい方にお薦めのGraded Readerをご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介する本は、イギリスの小説家、George Orwellさんが1945年に発表した作品を、Nick Bullardさんが1,000語レベルのやさしい英語(=中学校3年~高校1年程度で学ぶ語彙レベル)で簡略したGraded Reader、『Animal Farm』です。
YL 3.0~3.2程度 語数は8,700語 Lexile: 520L
シリーズ:Penguin Readers Level 3 (PR3)【1,000語レベル】の本です。
本の内容のご紹介
今回ご紹介するのは、Penguin ReadersシリーズのLevel 3(1,000語レベル)のGraded Readerの1冊です。
無責任で愛情のない農場主のジョーンズに虐げられてきた農場の動物たちは、
メジャーという有能な豚が人間打倒を訴えたことで反乱の機が熟する。
メジャーの死後、その遺志を継いだ2匹の豚、スノーボールとナポレオンを
リーダーとして人間を農場から追い出す革命を成功させ、「動物農場」と
自らの農場を名付ける。
「すべての動物は平等である」など、7つの戒律を掲げ、動物たちによる
自治の農場が始まった。ジョーンズに長時間の労働を課され、わずかな食料
のみ与えられてきた動物たちは、この2匹の豚の新しい統治を歓迎する。
しかし、数カ月ほど経った時、教育や風車建設の計画を進めるスノーボール
が他の動物たちを巻き込むために行っている画策だと考えたナポレオンは、
若い豚のスクィーラーや、側近たちの犬を従えてスノーボールを追放する。
そして、自らの私利私欲のための行動を始め、最初の7つの戒律を都合が
いいように変えて、独裁的な恐怖政治を始めるのだった…。
最初は民主的に始まったかのように思える動物による農場統治が、その
統治者の姿勢や考えでいとも簡単に独裁的になりうること、その果ては
統治前の状況よりも悪いことが風刺されている。
第二次大戦終戦時の刊行という時代背景を反映した作品である。
長年読み継がれているこの人気作品を、英語で、原作よりも気軽に
読みたい方にお薦めの一冊です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本の原作は、日本語でも『動物農場』の作品名で有名ですよね。そちらを読んだという方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介した本は、Penguin Readers(PR)シリーズの中の1冊です。
Penguin Readersの図書で、他の本も紹介した記事もありますので、ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬