タドキストによる英語多読ブログ

1000万語以上の多読経験をもとに、多読の魅力を発信するブログです!本には魅力がいっぱい。英語の本を通して、人生を深く、豊かなものに。

戦争で右腕を負傷した後も絵を描き続けたHorace Pippinを描いたシュナイダー・ファミリー賞作品、『A Splash of Red : The Life and Art of Horace Pippin』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、戦争で右腕を負傷した後も絵を描き続けたHorace Pippinを描いた絵本をご紹介させていただきます。

2014年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。

 

 

本について

今回ご紹介させていただくのは、Jen Bryantさんが文を、Melissa Sweetさんがイラストを手掛けた絵本、『A Splash of Red: The Life and Art of Horace Pippin』です。

 

YL 2.0~2.5程度 語数は1,720語  Lexile: 610Lの本です。

 

本の内容のご紹介

この本は、黒人画家として初めて単行本を刊行し、アメリカでもっとも重要な黒人画家と評されることもあるHorace Pippin (1888 – 1946) さんの半生を描いた絵本です。

Horace Pippin

 

1888年2月22日にペンシルベニア州で誕生したHorace。

小さい頃から絵の魅力に惹かれ、心に浮かんだものを木炭で描くのが大好きだった。そんなHoraceに対して、クラスメートも"Make a picture for us, Horace!"と、しばしばおねだりをした。

 

ある日、雑誌の絵の懸賞に応募して受賞し、絵具セットを手に入れた。これが、「画家」として初めて手にしたものだった。

 

8歳の時に父親が永眠し、家計を助けるため学校をやめて働きに出る。

さまざまな場所で、さまざまな仕事をしながらも、絵への情熱は収まることはなかった。

 

ほどなくして第一次世界大戦が始まり、軍に加わったHoraceは、ドイツ軍からの銃撃を受けて右腕を負傷してしまい、以前のように自由に右手を使うことができなくなってしまった…

 

しかし、絵を描きたいという思いは彼を突き動かし、左手で右手を支えることで絵を描くことを再開したのだった…

さらに、著名な画家N.C. Wyethとの出会いが、彼の絵画への認知度を高めることとなる…。

 

黒人差別の影響がまだ影を落とし、戦争が生活の自由を奪っていた時代に、障害を抱えながらも、黒人画家として大きな影響を与えたHorace Pippinの生き方から、勇気や強さを学べる本です。

 

また、こういった伝記を読むと、人の成功の裏には「いい人との出会い」があることをよく感じます。

 

数々の受賞作を生み出しているJen Bryantさんと、Melissa Sweetさんのコンビによる絵本です。

 

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

この本のJen Bryantさんと、Melissa Sweetさんのコンビで、以下のコールデコットオナー賞を受賞した作品も生み出しています。ご関心があれば、合わせてどうぞ。

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

この本は、2014年のシュナイダー・ファミリー賞(Young Children部門)を受賞した作品です。「シュナイダー・ファミリー賞って何?」と気になった方は、以下の記事も合わせてどうぞ!

erelc.hatenablog.com

 

また、このブログでは、シュナイダー・ファミリー賞を受賞した作品として、他にも以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ。

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

erelc.hatenablog.com

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、Happy Reading!!

プライバシーポリシー お問い合わせ