こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、Leo Lionniさんによるお薦めの名作絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Leo Lionniさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Fish is Fish』です。
YL 1.5~2.5程度 語数は535語 Lexile: 690Lの本です。
本の内容のご紹介
ある池の中で暮らす、仲良しの魚とおたまじゃくしがいました。
ある時、おたまじゃくしに手足が生えてカエルに変わり、陸の世界へ旅立っていってしまいます。
そしてしばらくして、カエルは魚に陸の世界の様子を話します。
自分が見たことも聞いたこともない鳥や牛や人間の存在を想像し、魚はどうしてもその世界を見たくて見たくてたまらなくなります。
そして思いっきりジャンプして陸に上がりましたが、結果的にはこのことがきっかけで、自分の目の前の世界の素晴らしさに気づいていきます。
そう、「魚は魚(自分は自分)なんだ」と。
偉大な児童作家Leo Lionniが描き出すメッセージはいつも深く、しかもそのメッセージが直接的な言葉としては表現されていないことが多く、難しい分、読む度に違う味わいを味わうことができますね。
例えば、カエルが魚に陸の様子を話す場面からは、自分の想像は、自分の経験や世界の域からは出ないものだ、というメッセージも読み取ることができます。
何度も読みながら、上質な英語と、濃厚な内容を味わいたい本ですね。
日本では谷川俊太郎の訳で『さかなはさかな』の邦題
で刊行されています。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本の和訳版『さかなはさかな―かえるのまねしたさかなのはなし』も多くの人に愛されていますよね!
SIRシリーズの本をお探しでしたら、以下のまとめ記事をどうぞ!
Leo Lionniさんの作品としては、以前、以下の本もご紹介したことがありますので、ご関心があれば、合わせてどうぞ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!