こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、言わずと知れた日本近代文学の傑作を英語で読みたい方にお薦めしたいGraded Readerをご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、夏目漱石が書いた作品を、R. F. Zufeltさんが英訳し簡略化したGraded Reader(段階別図書)、『I Am a Cat』です。
YL 3.6~4.2程度 語数は5,940語
シリーズ:Ladder SeriesのLevel 2 (LS2)【1,300語レベル】です。
本の内容のご紹介
近代日本文学において、数々の傑作を世に送り出した明治時代の文豪、夏目漱石の処女作ともいえる『吾輩は猫である』の一部を、語彙制限をかけた英語で書いたものです。
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」
という書き出しはあまりにも有名ですよね。
名も無い猫「吾輩」が、教師の家で住むことになり、猫ながら常に冷静で頭脳明晰で状況を読み取りながら、風刺も込めながら語っていく形式をとっています。
お馴染みの車屋の黒や、三毛子も登場します。
飼い主の教師等の登場人物への描写の原書の素晴らしさも感じることができ、読んでいて面白いです。
名作はやはり、英語で読んでも面白いと感じます。
原書では、現代日本語とは違いがある当時の日本語で書かれているので読みにくく感じる方も、内容を知っていてある程度の読解力があれば、シンプルに書かれている本書の方が、かえって読みやすく感じるかもしれません。
言わずと知れた日本の近代文学の傑作を英語でどうぞ。
最後に
LSシリーズの本としては、以下のタイトルもご紹介したことがあります。
この作品のオリジナル版は、もちろん、『吾輩は猫である』です。
このブログでは、これまで多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!