こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、宮沢賢治による代表的短編小説を、平易な英語で楽しめるGraded Readerをご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、宮沢賢治が書いた作品を、Yoko ToyozakiさんとStuart Varnam-Atkinさんが英訳し簡略化したGraded Reader(段階別図書)、『Matasaburo of the Wind』です。
YL 3.6~4.2程度 語数は12,680語
シリーズ:Ladder SeriesのLevel 2 (LS2)【1,300語レベル】です。
本の内容のご紹介
「どっどど どどうど どどうど どどう」
この出だしで始まる宮沢賢治の短編小説で1934年に出版された『風の又三郎』を1,300語レベルの英語で書いた本です。
夏休みが明け、谷川の岸の小さな小学校に、高田三郎という名の不思議な少年が転校してきた。
人とは違う服を着て、赤い髪をした三郎がみんなの方を見ると強い風が吹いたことから、一郎や嘉助たちは「風の又三郎」と名づけた。
一郎たちの常識がまったく通用しない三郎であったが、強さと聡明さも持ち合わせており、一郎や嘉助たちは、三郎とともに、野原へ行って競馬ごっこをしたり、野ブドウを取りに行ったり、河原に泳ぎに行ったりして、親交を深めていく。
そして、河原に行ったある日、みんなで鬼ごっこをしていたら、黒雲が出てきて雷雨となる。そこで、三郎は…。
子どもたちの前に風と共にふっと現れた三郎。
そして風のように去っていった三郎の姿が、子どもたちのいきいきとした姿と綺麗な自然描写とともにえがかれています。
日本の名作の一つを英語で楽しみたい方は、是非どうぞ!
本書の最後には、Word Listがついています。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
LSシリーズの本としては、以下のタイトルもご紹介したことがあります。
この作品のオリジナル版は、もちろん、『風の又三郎』です。
このブログでは、これまで多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!