こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、1976年のコールデコットオナー賞受賞作『Strega Nona』など、多くの名作絵本を世に残され、2020年に亡くなられた、アメリカ人作家、イラストレーターTomie dePaolaさんによる作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、『Nana Upstairs and Nana Downstairs』です。自らの名前に近いTommyという少年を主人公にして、おばあちゃんとの思い出を描いた自伝的作品です。
YL 1.4~1.8程度 語数は705語 Lexile: AD610Lの絵本です。
絵本の内容のご紹介
この本の主人公は、表紙に描かれたTommy少年と、2人のおばあちゃん。
1人は、Tommyの文字通りのおばあちゃんで、いつも1階のキッチンの前にいました。
だから、Nana Downstaris。
もう1人は、Tommyのひいおばあちゃんで、いつも2階のベッドで横になっていました。
だから、Nana Upstaris。
Tommyは、毎週日曜日におばあちゃんの家を訪れていて、その思い出をもとに描かれた絵本です。
Nana Upstairsは94歳。
それでも、当時5歳のTommyが訪ねると、一緒にお話をしたり、Nana Downstarrisの好きなキャンディーを取ったりして、何気ない時間を一緒に過ごしていました。
Nana Upstarisのお世話をしていたのは、Nana Downstaris。
髪をとかしてあげたり、椅子に座る時には転ばないように紐でくくってあげたりしました。好奇心旺盛なさかりのTommy少年も、同じように椅子に座って紐でくくってもらうようNana Upstairsにお願いして…。
そんな温かく、ゆっくりした時間が終わる日が来ました。
Nana Upstarisが死去したことを、ある日、お母さんから告げられるのでした。
初めて、人の死に直面したTommyは、その意味を理解し、悲しみにくれます…。
しかし、時間の経過とともに、思いを整理していくことも学んでゆきます…。
少年時代のおばあちゃんとの回想をもとにした、温かくて感動する絵本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
Tomie dePaolaさんの作品のまとめ記事は、以下からアクセスすることができます。もしご関心があれば、合わせてどうぞ!
Tomie dePaolaさんの作品としては、以前、下記の記事で『The Art Lesson』や、『Strega Nona』などをご紹介したことがあります。こちらも、ご関心があれば、合わせてどうぞ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬