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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、魔法使いのノナばあさんを主人公にした古典的絵本です。1976年のコールデコットオナー賞に輝いた作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、アメリカ人作家、イラストレーターのTomie dePaolaさんが文とイラストを手掛けた絵本『Strega Nona』です。初版は今から45年ほど前で、以来、世界で読み継がれている、1976年のコールデコットオナー賞に輝いた名作絵本です。
YL 1.6~2.0程度 語数は1,245語 AD730Lの絵本です。
絵本の内容のご紹介
イタリアのカラブリアという町には、魔法使いのノナばあさんが住んでいました。
ノナばあさんの魔法は確かなもので、町の人たちは痛いところがあると、ノナばあ
さんを頼っては、家まで足を運んでいたものでした。そして、心優しいノナばあさんは、困っている人を助けてあげていたものでした。
そんなある日、ノナばあさんは、家のお手伝いをしてもらう人を雇うため、看板を出しました。
すると、おっちょこちょいで。忘れっぽいBig Anthonyという青年が、ノナばあさんの家で、掃除や草むしりやヤギのミルク絞りなどを手伝うことになりました。
そのお手伝いをする中で、Big Anthonyは、ノナばあさんから強く注意されていたことがありました。
それは、
「絶対にスパゲッティの魔法の壺には触らないように」
ということです。
そんな注意を受けたBig Anthonyでしたが、彼の好奇心を刺激してしまったのは、ヤギのミルク絞りをしていたある日のことでした。
ノナばあさんがスパゲッティの魔法の壺を使って呪文を唱えると、何と、中からスパゲッティが出てくるという不思議な光景を目にしてしまったのです…。
そして、もう一度呪文を唱えると魔法の壺から出てきていたスパゲッティが止まったのでした…。
Big Anthonyは、ノナばあさんが外出している時を見計らい、その魔法の壺に向かって呪文を唱えます。
すると、この後、どうでしょう。
スパゲッティが出てきて、たいへんなことに…。
気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
この本をきっかけにシリーズ化され、他にもStrega Nonaを主人公にした他の本も多く刊行されています。
ちなみに、この本は、『まほうつかいのノナばあさん』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、この記事の中に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
Tomie dePaolaさんの作品としては、以前、下記の記事で『The Art Lesson』や『Stagestruck』をご紹介したことがあります。こちらも、ご関心があれば、合わせてどうぞ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬