こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、1976年のコールデコットオナー賞受賞作『Strega Nona』など、多くの名作絵本を世に残され、2020年に亡くなられた、アメリカ人作家、イラストレーターTomie dePaolaさんによる作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、『Stagestruck』です。自らの名前に近いTommyという少年を主人公にした、自伝的作品です。
YL 1.6~2.0程度 語数は1,002語の絵本です。
絵本の内容のご紹介
この本の主人公は、表紙に描かれたTommy少年。
Tommyの通う幼稚園で、Peter Rabbitの劇で発表会をすることになりました。
Peter Rabbitは、お母さんが何度も読み聞かせてくれた大好きな作品。
Tommyは嬉しくてたまらず、Peterの役が割り当てられることを期待していました。
でも、先生からはTommyはちょっと注意散漫なところがあると思われていて、Tommyが割り当てられたのは、セリフのないMopsyの役。PeterはJohnnyが務めることになり、仲良しのJeannieはネズミ役が当てられました。
そして、劇の発表会の日。
かつてTommyが通っていたダンススクールの先生から、「ステージにいる時は、立っているだけではダメ。他の人が笑えば嬉しそうな顔をして、悲しい場面だったら悲しい顔をしなさい」と言われたことを思い出します。
そして、主役の演技に応じて、後ろで立っているTommyはその都度リアクションをしますが…。そのことが…。
後の偉大なイラストレーターとなる幼稚園時代を回想的に描いた絵本です。
その後、コールデコットオナー賞などを受賞する方の少年時代は、今でいうところの発達障がいの一面を持っていたのかもしれませんね。
気になれば、ぜひこの絵本をチェックしてみてくださいね!
最後に
Tomie dePaolaさんの作品としては、以前、下記の記事で『The Art Lesson』や、『Strega Nona』をご紹介したことがあります。こちらも、ご関心があれば、合わせてどうぞ!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬