こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、ヨーロッパに伝わる民話を再話したコールデコットオナー賞作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介するのは、Janet Stevensさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Tops & Bottoms』です。1996年にコールデコットオナー賞を受賞した名作です。表紙に銀メダルが輝いていますね。
YL 1.6~2.0程度、語数は777語 Lexile: 580Lの本です。
本の内容のご紹介
あるところに、お金と土地を持ったクマがいました。
ただこのクマは、とっても怠け者。ずっと寝て毎日を過ごしています。
くまの近くにはウサギが一家で暮らしていました。
以前お金のトラブルがあり、貧しい生活を送っていました。
ある日、ウサギはクマに提案します。
家の前の畑を貸してくれと。
そこで食物を栽培するけれど、種まきや水やりなどの仕事は全部する。
収穫の時期になったら、分け前を半分ずつにしよう。
"tops"(上部)か、"bottoms"(下部)どちらかをあげると。
クマはこの提案にのり、"tops"をもらうことを伝え、すぐに寝てしまいます。
ウサギは早速、畑仕事に取り掛かります。
そして、収穫の時期になると…。
貧しくても知恵と工夫次第で出し抜くことができるというメッセージを含んだ痛快な民話です。
タイトルがTops(上部)とBottoms(下部)であることと合致するように、
縦開きのイラストになっています。
気になれば、是非、このコールデコットオナー賞作品を読んでみてくださいね!
最後に
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
erelc.hatenablog.com
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬