こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、「しゃべる骨」が登場する、何ともシュールな、大人向けの絵本をご紹介したいと思います。1977年のコールデコットオナー賞を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、William Steigさんが文とイラストを手掛けた絵本、『The Amazing Bone』です。1977年にコールデコットオナー賞に輝いた名作です。表紙に、銀メダルが輝いていますね。
YL 2.5~3.0程度 語数は1,652語 Lexile: 660Lの本です。
本の内容のご紹介
愛嬌のある絵と、とってもシュールなお話が楽しめる英語の絵本です。
ある晴れた日のこと。
この本の主人公のぶたのPearlが学校から家に帰る時、春の心地よい陽気に誘われて、町の中を散歩して帰ることにしました。
そして、森の中で綺麗な花に囲まれて座って寛いでいる時でした。
突然、誰かがPearlに話しかけてきました。
Pearlがその声の方を見ると、そこにあったのは何と、一本の骨です!
そう、骨が話しかけてきたのです。
この時点で、「え!? 骨!? しゃべるの?? どういうこと!?」と混乱してしまいますよね!
Pearlは骨とお友達になって、その骨をバッグに入れて家に持ち帰ることにします。
きっと、家に帰ったらお父さんもお母さんも驚くだろうな~、と考えながら家に向か
っていると、突然、岩陰から3人の強盗が出てきました。
Pearlは、この強盗たちに骨の入ったバッグを奪われるのが嫌だったので抵抗していると、バッグの中から骨が蛇の声やライオンのうなり声を上げて、強盗たちを追い払って
くれました。
でもPearlの災難はまだ続きます。その後、Pearlを食べようとしてキツネがやってきましたが…。
子ども向けというよりは、大人に適したような、シュールなコールデコットオナー賞受賞作品です。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この作品は、『ものいうほね』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
なお、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
また、William Steigさんの絵本として、以下の作品をご紹介したこともあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬