こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、窓辺に並んだ、おもちゃの素敵な世界を描いた作品をご紹介したいと思います。2016年にコールデコットオナー賞と、セオドア・スース・ガイゼル(ドクター・スース)賞のオナー賞をダブル受賞した名作です。
本について
今回ご紹介するのは、アメリカのイラストレーター、児童文学作家のKevin Henkesさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Waiting』です。2016年にコールデコットオナー賞(その年の絵本の優秀賞)と、ドクター・スース賞のオナーをダブル受賞した絵本です。
YL 0.5~0.7程度、語数は270語 Lexile: 440Lの本です。
本の内容のご紹介
この本の主人公は、窓辺に置かれた5個のおもちゃ。
月が出てくるのを待っているフクロウさん。
雨が降るのを待っているぶたさん。
風が吹くのを待っているくまさん。
雪が降るのを待っている子犬さん。
そして、特に何かを待っているのではなく、ただ窓から外を眺めるのが好きなうさぎさん。
5人はそれぞれの思いを抱えて、待っています。
窓から外を眺めながら。
時に、おもちゃの誰かが遊び道具として持っていかれても、みんなでその帰りを待っています。
時に、遠い地からのおもちゃが仲間に加わることも。
そして、季節の移り変わりを、窓辺という特等席から眺めるのも素敵なことです。
そんなある日、パッチのついた猫のおもちゃが加わりますが…。
もし気になれば、この後のほのぼのしたお話は、是非、ご自身の目で確かめてみてくださいね!
窓辺にある、おもちゃの素敵な世界が、温かい色遣いとイラストとマッチしています。
温かく、ほのぼのと、のんびりした気持ちになれる絵本です。
最後に
この本には、『まどべに ならんだ 五つの おもちゃ 』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ。
Kevin Henkesさんの作品としては、以下の作品もご紹介したことがありますので、もしご関心があれば、どうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬