こんにちは。
今回は、辛いことがあっても、何かをきっかけにして局面が変わる ことを学べる絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、コールデコット賞など数多くの賞を受賞しているKevin Henkesさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Chrysanthemum』です。
YL 1.4~1.8程度 語数は1,141語 Lexile: 570Lです。
本の内容のご紹介
この本の主人公は、Chrysanthemumという名前のネズミの女の子。
待望の子どもとして生まれたこの女の子に、両親はChrysanthemumと名づけます。
両親からたくさんの愛情を受けて育ったChrysanthemumは、自分の名前が大好きになります。
そして迎えた最初の登校日。
お気に入りの服に身を包んで、満面の笑みで学校に行きます。
ところが、学校で出席をとった時でした。
クラスメートの何人かがクスクス笑うのです…。
そして、名前が長いだの、名札に入りきらないだの、花の名前はおかしいだの…。
あれこれお友だちから言われてChrysanthemumはすっかり気落ちしてしまいました…。
家に帰ってそのことを話し、お父さんとお母さんからたくさん愛情を受け、
大好きなものを食べて気を取り直して、翌日学校に行きますが、そこでも
またクラスメートたちが…。
初版の刊行から30年以上も経っていますが、今でも多くの小学校で登校を
始めたばかりの子どもに読み聞かせに使っているそうです。
大人の視点からすると、担任の先生がもう少しうまく対応できないのかなとか、
からかいがあった時の対応の仕方を学べる内容も含まれていればなとも
思いますが、辛いことがあっても、何かをきっかけにして局面が変わる
ことを学べる絵本です。
もし気になれば、チェックしてみてくださいね!
最後に
Kevin Henkesさんの作品としては、以下の作品もご紹介したことがありますので、もしご関心があれば、どうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!