タドキストによる英語多読ブログ

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子どもの頃過ごしたビルの屋上「Tar Beach」での思い出を情感豊かに表現したコールデコットオナー賞『Tar Beach』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、子どもの頃過ごしたビルの屋上での思い出を情感豊かに表現した作品をご紹介したいと思います。1992年にコールデコットオナー賞と、コレッタ・スコット・キング賞(イラストレーター部門)、1993年のキーツ賞を受賞した名作です。

 

 

本について

今回ご紹介するのは、ニューヨークのハーレムご出身のFaith Ringgoldさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Tar Beach』です。1992年にコールデコットオナー賞(その年の絵本の優秀賞)を受賞した絵本です。表紙には、銀メダルが輝いていますね。また、1992年コレッタ・スコット・キング賞(イラストレーター部門)と1993年のキーツも受賞しています。

 

YL 1.6~2.0程度、語数は503語   Lexile: AD660Lの本です。

Tar Beach (Caldecott Honor Book)

Tar Beach (Caldecott Honor Book)

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本の内容のご紹介

子ども時代を回想するかたちで、主人公であるCassieという8歳の女の子の1人称で綴られた絵本です。

 

ジョージ・ワシントン・ブリッジが近くに見え、夜には高層ビルの明かりが美しく輝く一角のビルの屋上。

ここが、このお話の舞台の「Tar Beach」です。

 

その名の通り、タール色の、決して綺麗で、豊かな生活とは結びつかないこの場所は、しかしながら、Cassieにとって忘れえない思い出の場所です。

 

ジョージ・ワシントン・ブリッジの建設に携わったお父さんお母さん、そして近所に住むHoney夫妻

大人たちは、Tar Beachでテーブルをはさみ、会話を弾ませます

 

その時間はCassieにとっても特別な時。

だって、空を自由に飛んで、決して辿り着けない場所にだって行くことができるのですから…。

 

お父さんは、仕事を見つけるのに数日家を空けなければならないこともある。

そして、見つけた仕事も、命に関わる高い場所での作業だったりする。

お母さんはお父さんがいない時には泣いている。

 

そんな厳しい現実から離れ、みんなが集い、楽しく語らう時間に、Cassieも自由に、ニューヨークの星空を飛び回る。

ささやかで貴重な時間が、この上なく美しく、充実した時間として、巧みに表現されています。そして、厳しい状況でも明るく、強く生きる姿も素敵です。

 

情感豊かで印象的なイラストも、各ページの上下を彩るキルトも素敵です。

あとがきで書かれていますが、著者のFaith Ringgoldさんの子ども時代の回想をもとに、脚色を加えたというこの作品。

気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

今回は2021年にコールデコットオナー賞に輝いた作品を紹介させていただきました。2022年になった今年、またどんな絵本に出会えるのか、楽しみに待ちたいと思います。

 

このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ

erelc.hatenablog.com

 

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キーツについては、以下の記事で紹介しています。もしキーツとは何かを知りたい方は、以下もどうぞ。

erelc.hatenablog.com

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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