こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、再生可能エネルギー社会を実現したデンマークのサムソ島の取り組みを紹介した絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Allan Drummondさんが文とイラストを手掛けたノンフィクションの絵本、『Energy Island: How One Community Harnessed the Wind and Changed Their World』です。
YL 2.6~3.0程度 語数は2,924語 Lexile: AD920Lの本です。
絵本の内容のご紹介
デンマークのサムソ島をご存知でしょうか?
現在は、エネルギー島(Energy Island)として知られる人口約4,000 人の小島です。
強い海風が吹く自然豊かなこの島の取り組みを扱ったノンフィクションの絵本です。
かつては、他の先進国と同じようなエネルギー消費をしていたこの島に転機が訪れたのは1997 年のこと。
このサムソ島は、デンマーク全国規模のコンペで「再生可能エネルギー島」に選ばれました。つまり、ガソリンや石炭からのエネルギーに依存しない暮らしへの転換が迫られたのです。
このプロジェクトのリーダーに選ばれたのは、Hermansenという名前の教師。
Hermansen先生がまず重視したのは、丁寧な対話。
島の住民の子どもたちや、大人たちに、実に粘り強く、再生可能エネルギーを使うことの意義を繰り返し伝えます。
特に大人の意識を変えるのは並大抵のことではありませんでしたが、Hermansen先生の熱意は次第に住民たちの心を動かしていき、風力発電のためのタービンを設置する動きが各地で始まっていきました。
しかし、住民全体には動きが広がらない中、ある冬、嵐に直面し、風力で自家発電している家を除いて停電が起こる事態が発生したのです…。
再生可能エネルギーの必要性を説く対話と、その必要性を認識させられる出来事。
この2つが大きな要因となって、世界から注目されるエネルギー先進地域となった取り組みを学ぶことができる本です。
英語と同時に内容も学べる本ですので、気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
最後に
このブログでは、この本以外でも、ノンフィクションの絵本をご紹介したことがあります。
ノンフィクションがお好きであれば、ぜひ、以下の記事もご参照くださると嬉しいです!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬