英語の多読を行うことで、英語習得上のさまざまな効果が得られることが報告されています。
このブログでは、英語多読の効果についても、なるべくわかりやすいかたちでご紹介していきたいと思います。英語の力を目に見えるかたちで確かめたいという方もいらっしゃいますよね♪
今回ご紹介するのは、日本での多読教育を牽引するおひとりの古川昭夫先生が東京で経営されるSEGでの実践から。
古川先生が執筆された『英語多読法』の中で、多読を中心に英語学習をした多読コースの生徒さんと、文法や語法などに注意して読む伝統的な精読を中心にした精読コースの生徒さんの間で、英語力の進展にどのような違いがあったのかが報告されています。
どちらのクラスでも年度が始まって間もない６月に一回目の試験を受けて、年度末の２月にもう一度試験を受けた結果、得点の伸びは多読クラスの方が良かったことが報告されています。
ちなみに、使用したテストは、英語運用能力評価協会（ELPA）が実施する高校生を対象にしたACEテストというものです。
精読クラス 563.8（2009年6月）→ 635.5（2010年2月）
多読クラス 571.1（2009年6月）→ 658.3（2010年2月）
2021年となった現在、だいぶ前の試験結果であり、塾という形態上、学校でどのような英語指導を受けていたのかが人によって異なるので、あくまで一つの資料として見るべきだと思いますが、注目に値する結果だと思います。
この本の結果からどのように多読教育の改善を行い、現在はどのような成果が上がっているのか、ぜひ新しい本が出版されるのを楽しみにしております。
この結果の詳細が気になる方は、ぜひ以下の本をチェックしてみてくださいね♪
このブログでは、他にも豊田高専の英語多読の取り組みについてご紹介した記事や、多読の効果についてまとめた記事もあります。もしご関心があれば、ぜひチェックしてみてくださいね♪
それでは、Happy Reading♬
