こんばんは♪
これまで、多読環境を提供して、地域に根づいている図書館をいくつか紹介してきました。一例は、以下のものを参考になさってください。
そう、ここは高専の図書館です。
工学を専門とする学生さんが集う5年制の学校で、1年生から専門教育を行う学校です。優秀な学生さんが通うイメージのある高専ですが、関心は工学をはじめとした理系分野。英語も大切なのはわかるのですが、後回しになってしまうそうです。
そんな中、豊田高専で2011年から取り入れたのが多読。その成果が、この資料に書かれていて、「電気・電子システム工学科専攻科 2 年生(大学 4 年と同年)の TOEIC 平均点は 627 点(2014〜2018年度の平均)で、英語専攻の大学 4 年生(2018 年度全国平均 580 点)を超えるようになりました。」とのこと。
「えっ!?」と、思わず、目を見開いてしまうような成果ですよね。高専の学生なのに、英語専攻の学生さんよりもTOEICの平均が高い??
何と頼もしい限りです!そして、多読の効果と、長期間多読を指導して、大量の英語を読む指導をされている先生のお力にも注目してしまいます。
そして、すごいのが、豊田高専の図書館のウエブサイトによれば、38,000冊もの多読図書が所蔵されているとのこと。まさに、多読図書コレクションですね。そして、この図書館は一般にも公開されているとのこと。近隣にお住まいの方が羨ましい!
絶対に飽きることがない蔵書ですね。
ぜひぜひ、お近くの方は豊田高専を訪ねてみてくださいね!休館日もあるようなので、事前にチェックを忘れずに♪
高校とも大学とも違う高専という学校も、独自の教育をしていて素晴らしいですね。モノづくりが好きな若人にぴったりの学校ではないでしょうか。高専教育の成果を研究した、高専教育の発見――学歴社会から学習歴社会へという本も出ていますので、気になる方は、こちらもチェックしてみてくださいね。
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多読を取り入れている教育機関としては、桐蔭学園と北海道大学の記事もあります。
あと、京都産業大学での取り組みや、京都産業大学の先生方の論文は、以下の記事で紹介したことがあります。よろしければ、合わせてチェックしてみてくださいね!
それでは、Happy Reading♬