タドキストによる英語多読ブログ

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家族を思い合う気持ちが温かく、心地よいコールデコットオナー賞作品、『A Chair for My Mother』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、本の世界の中に入って楽しめる絶対おススメのコールデコットオナー賞作品をご紹介させていただきます。

 

 

本について

今回ご紹介する絵本は、カリフォルニア出身の児童作家、イラストレーターのVera B. Williamsさん (1927 – 2015) による代表作の絵本、『A Chair for My Mother』です。

1983年のコールデコット・オナー賞(その年のアメリカの優秀絵本賞)を受賞した作品です。

 

YL 1.4~1.8程度  語数は1,068語の本です。

Vera B. Williams

 

本の内容のご紹介

この本の主人公、女の子の一人称で書かれたお話です。

 

女の子のお母さんは、食堂で働いて家族の生計を立てていました

女の子も学校が終わった後に時々この食堂に立ち寄り、そんな時は店長の計らいで、お店のお手伝いをさせてもらい、終わった後には店長が少しお小遣いをくれたのでした。

 

女の子は、もらったお金を使うのではなく、大きな瓶に入れて貯金をしていたのです。

なぜなら、瓶いっぱいにお金を貯めた時には、お母さんのために、とっても素敵な椅子を買ってあげようと計画していたのです。

 

実は、この家族の家は1年前に火事に遭ってしまい、家の物がほとんど焼けてなくなってしまったのです…。

 

お母さんも、お客さんからもらったチップを瓶に入れたり、おばあちゃんも特売品を買ってお金を節約できた時には、この瓶にお金を入れたりして、みんなで瓶いっぱいにお金が貯まることを待っています…


この後、素敵な展開が待っていますので、是非ご自分でお楽しみください。

 

この絵本にはお父さんの姿は出てきません。おそらく、お母さんが女手一つで家族を支えているのだと思われます。

そんな懸命に働くお母さんを思う女の子の気持ちが、この本をとっても温かいものにしてくれます。

 

もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!

 

最後に

この本には、『かあさんのいす』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。

 

この本の作者のVera B. Williamsさんの作品として、以下の作品もご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ!

erelc.hatenablog.com

 

この絵本は、コールデコット・オナー賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。

他のコールデコット・オナー賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。

erelc.hatenablog.co

 

erelc.hatenablog.com

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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