こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、多くの人に届いてほしい、ニューヨークで起こったとっても素敵な心温まる実話の絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、この本で書かれている出来事の当事者であるPeter Mercurioさんが文を、Leo Espinosaさんがイラストを手掛けた絵本、『Our Subway Baby』です。
YL 1.6~2.0程度 語数は1,142語 Lexile: AD630Lの本です。
本の内容のご紹介
8月のある日。
ニューヨークの地下鉄の駅の片隅で放置されていた赤ちゃんを見つけたDanny。
最初は人形だと思ったが、それはおくるみに包まれた新生児だった。
驚きのあまり一瞬、時が止まったDannyだったが、すぐに警察に電話をするとともに、同居するパートナーのPeterにすぐに来るように連絡した。
Peterは急いで駅に向かい、最初に赤ちゃんを見たのは、警察に抱っこされている時だった。
Dannyはその日以降、赤ちゃんのことが気になり、入院先の病院に行ったが、家族でないと面会できないと会うことを断られてしまう。
この一連のことはニュースにも取り上げられ、裁判官のCooperの耳にも届いていた。
そしてDannyを裁判所に呼び、養子として引き取ることの提案をした。
父親が2人となる特殊な環境での養子という提案に戸惑うDannyに対し、Cooperは、"Where there is love, anything is possible."と優しく背中を押したのだった…。
DannyとPeterは養子として引き取る覚悟を確かめるために、施設にいる赤ちゃんに会いに行く。そこで赤ちゃんは、2人の腕に包まれて、指をしっかりと握り、しっかりと見つめたのだった。
2人は決心した。
この子を養子に取ろうと―。
そして、愛情いっぱいに育てようと―。
この本は、Peterの1人称で書かれ、赤ちゃんに"you"で語り掛ける体裁で書かれています。
この赤ちゃんは、現在青年へと立派に成長しています。青年となった息子への何よりのかけがえのない心温まる贈り物としての絵本です。
そんな温かい実話を私たちも共有させてもらえる、素敵な絵本です。
多くの人に届けばいいな、と感じさせられる、自信を持ってお薦めできる一冊です!
もし気になれば、チェックしてみてくださいね!
最後に
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最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!