こんにちは！
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、CEXRシリーズLevel 3から刊行されている、ゾッとするお話８編を簡単な英語に簡略化して収録した読本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Jane Rollasonさんが選出し、英語を簡略化したGraded Reader（段階別図書）、『Tales of Terror』です。
YL 3.6～3.8程度 語数は12,414語
シリーズ：Cambridge Experience ReadersのLevel 3 (CEXR3)【1,300語レベル】です。
本の内容のご紹介
The Tell-Tale Heart by Edgar Allan Poe
老人と暮らしていた若い男性は、この老人の殺人を計画する。老人の曇ったようなミルク色の片目で見られると、寒気が走り、気分が悪くなってしまうためだった。
何日も入念に準備をした上で、ある夜、遂に老人が寝ているところで犯行に及んだ。
後日、この事件を捜査しにきた警察を老人の寝室に通して話をしている時、この部屋のどこかから物音が聞こえてきたが…。
Madam Crowl's Ghost by Sheridan Le Fanu
13歳の少女は、大きな邸宅Applewale Houseに暮らし、この邸宅に住む93歳のMadam Crowlの身の回りの世話をしていた叔母の手伝いをしに家を離れることになった。
気難しいという話を聞いていたMadame Crowlは、以前、地元の名士の再婚相手として結婚した。しかし、９歳の連れ子を亡くしてしまうという経験をしていた。
少女が来て数か月後、Madam Crowlは亡くなった。その後、少女が目にしたものとは…？
The Ash Tree by M. R. James
魔女裁判が行われていた頃のイングランドで、魔女の疑いをかけられたMrs Mothersole。Sir Matthewは、満月の夜、自宅近くのトネリコの木の付近で、ナイトガウンだけ身に着けたMrs Mothersoleを見かけたことを証言し、死刑に処られることになった。
それからしばらくして、Sir Matthewはベッドの上で黒い体になった姿で死んでいるのが見つかったが…。この事件の背景にはトネリコの木が…。
One Summer Night by Ambrose Bierce
雷鳴轟く嵐の夜。３人の男性が墓を掘り起こしていた。
２人は医学部の学生で新鮮な死体を求めていた。もう一名は大柄なJessという男性。
３人は棺を掘り起こしたが…。
The Man with the Nose by Rhoda Broughton
新婚のElizabethは、過去に起こったトラウマに悩まされていた。
以前、父と母と一緒にUllswaterという町に行った時のこと。催眠術師の催眠にかかってしまい、ひどく体調を崩し、数週間寝込むということがあった。
結婚相手と幸せな気分で新婚旅行に出かけたが、夢の中で、あるいは、町の中で、その催眠術師と似た男性を見かけ、パニックを起こしてしまう。
そして、新婚相手が危篤状態の叔父に会いに行くこととなり、一人で町に残されたElizabethは…。
The Brazilian Cat by Arthur Conan Doyle
上流階級の家柄にあるMarshall Kingは、父の兄弟の遺産を引き継げる立場にあったため、仕事にもつかず散財を続け、多くの未払い金を抱えていた。
親族には他にも裕福な人がいて、そのうちの一人がいとこのEverard Kingだった。彼は、ブラジルでの冒険を終えて、多くの金を持ったままイングランドに戻ってきていた。
ある夏、MarshallはEverardから家に招かれた。その家には多くの動物が飼われ、一番のお気に入りは、人間の肉を最も好むという獰猛な肉食のBrazilian Catだった。また、Everardの妻は、Marshallを歓迎せず、早く帰るようにしきりに言ってきた。
果たして、その理由とは…？
The Letter in Brown Ink by Edith Nesbit
主人公の男性が庭を歩いていると、茶色いインクで書かれた手紙が目の前に落ちてきた。その手紙には、「白い家の最上階の部屋に閉じ込められているので、助けてほしい。玄関からではなく、屋根に上って助けに来てほしい」というSOSの内容が書かれていた。
主人公の男性は息子のJohnと相談し、Johnが様子を見に行くことにした。すると、鉄格子が外にかかった窓から、中に閉じ込められている若い女性を見つけたのだった。そしてその横には、刃物を持った女性が立っていたのだった…。
The Trial for Murder by Charles Dickens
殺人事件が新聞で報じられた日、書き手の男性はアパートの窓から男性の約10メートル後ろを何やら怒っている様子で追いかける幽霊のような男性を目にした。
その後、自宅の浴室のドアが勝手に開き、幽霊のような男性を目にした。
その翌朝、この事件の陪審員として出廷することになった男性は、再び、この幽霊のような男性を目にすることになるが…。
いずれも著名な作者によるゾッとするお話が8編収録されています。
短編集なので、細切れの時間に読むのにも適した本です。
続きが気になれば、是非、ご自身で読んでみてくださいね！
この本の音声は、ウエブ上（以下のURL）から無料でダウンロードできます。多聴用としても好適な本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね！
最後に
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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