こんにちは！
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、食に関する短いお話６編が含まれた、Cambridge Experience Readers (CEXR)シリーズからのオリジナル作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Frank Brennanさんが文を手掛けたGraded Reader（段階別図書）、『Tasty Tales』です。
YL 4.5～5.0程度 語数は16,831語
シリーズ：Cambridge Experience ReadersのLevel 4 (CEXR4)【1,900語レベル】です。
本の内容のご紹介
この本には、1,900語レベルの英語で書かれた食に関する短いお話６編が含まれています。それぞれのお話の概要は、以下の通りです。
1. The Water of Wanting
新進気鋭の研究者のJohn Pascalは、どんなに満腹でも何度も摂取したくなる液体"Water of Wanting"(WOW)の開発に成功した。
ただし、過摂取を引き起こし、死に至らせる危険性も含んでいた。
この取扱いの危険性を説明しても、Johnの上司のCharlesは、大金をもたらすこの液体に興奮を隠せず…。
2. Full English Breakfast
イングランドの海沿いの街で、Brendaは小さなホテルを営んでいた。
ここのホテルの自慢は、朝食に提供されるとびっきりのソーセージ。宿泊客は、このソーセージに大満足でした。一人を除いては。
その一人とはMr Dunn。いつも不機嫌そうな顔をしたベジタリアンである。Brendaは、何度かの説得の末、ベジタリアン用のソーセージをMr Dunnが食べることの約束を取り付けた。
しかし、実際に提供されたのは、普通の宿泊客用の肉のソーセージだった。それを食べたMr Dunnは…。
3. A Little Pot of Honey
20世紀初頭の中国のあるお寺では、特別な力を引き出す蜂蜜が小さな瓶に入れられて大切に保管されていた。しかし、その瓶は外国人勢力によって奪い去られてしまった。
現在のカンザスに暮らす少年Jackは、お父さんと一緒にある家の見学に行った際に、家の一室にあった蜂蜜入りの瓶を見つける。甘い匂いに誘われて舐めてみると、かつてない力が体中に漲ってきた。
自信をつけたJackは、学校のいじめっ子Rexにレスリングで勝負を挑むことにするが…。
4. Kung Fu Spice
香港にルーツを持ち、中華料理を営む両親を持つ少年Alenの家に、中国の少林寺でカンフーを教えていたおじさんのTong Poが来た。
Tong Poは、料理の先生として修業をしてくれることに。その修行の中で、愛をもって料理をすることの大切さを教わり、"kung fu spice"という特別なスパイスを受け取るが…。
5. Fugu
アメリカのニューヨークで一番の腕利きのフグ料理人のTaro。
そのレストランに日本からヤクザがやってきた。何でも、日本にいた頃に親分の専属シェフになってほしいという依頼を断ったために、料理の腕前を実際に確かめにニューヨークまでやってきたのだった。
毒を持つフグをさばき、ヤクザに提供すると…。
6. Changes
彗星がやってきた後で、多くの十代の若者の体に変化が現れた。
ネズミのようなヒゲが生えて嗅覚が鋭くなったり、耳がとがって聴覚が鋭くなったり、あるいは足が急に速くなったり…。
しかし、何も変化が現れない十代もいて、チョコレートを食べる若者には変化が現れないようだった…。
急な変化に戸惑いチョコを食べさせようとする親もいる一方、その変化を受け入れて過ごす若者もいて…。
食にかかわる短いオリジナルのお話を６編楽しめます。
この本の音声は、ウエブ上（以下のURL）から無料でダウンロードできます。多聴用としても好適な本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね！
最後に
CEXRシリーズがお好きな方は、以下のまとめ記事や、他のタイトルなどもどうぞ！
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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