こんにちは。
今回は、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞をじめ、数々の賞 に輝いたご経歴をお持ちの児童文学作家、John Burninghamさんによる、ちょっととぼけた、夢のある老犬のお話をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、数多くの名作を世に残されて2019年に亡くなられた、日本でもファンの多い、イギリス人児童作家・イラストレーターのJohn Burninghamさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Courtney』です。
YL 1.4~1.6程度 語数は670語です。
本の内容のご紹介
犬を飼いたいとお母さんとお父さんに懇願した子どもたち。
反対する両親に、エサやりも、散歩も、お掃除もするからと言って何とか説得し、
子どもたちが連れてきたのは、Courtneyという名前の老犬でした。
長い眉毛とおひげをしたCourtneyは、どこから来たのかもわからず、
これまで誰も欲しがることなく残っていた犬でした。
でも、子どもたちは気に入って連れて帰ったのでした。
家に帰ると、ペディグリーを薦めていた両親は、「なぜこんな老犬を」
と呆れた顔で言います。
その晩はキッチンで寝ることにしたCourtneyでしたが、翌朝姿がありません。
「それ見たことか」と言う両親でしたが、
昼頃になると、大きなトランクを引っ張って帰ってきたのでした。
そしてそのトランクから荷物を出して、料理をしたり、バイオリンを弾いたり、
赤ちゃんをあやしたりまでし始めたのです…。
さらに、この後、家が火事になってしまった時には…。
ちょっととぼけた、夢のあるお話で、Burninghamさんワールドを楽しめる絵本です。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この作品には、『コートニー』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
このブログでは、この本以外でもJohn Burninghamさんの絵本を紹介した記事もありますので、もしご関心があれば合わせてチェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!