こんにちは。
今回は、イギリスで出版された絵本に授与される名誉ある賞、ケイト・グリーナウェイ賞をじめ、数々の賞 に輝いたご経歴をお持ちの児童文学作家、John Burninghamさんによる、家の中に暮らすネズミの家族を描いたほのぼの系の絵本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、数多くの名作を世に残されて2019年に亡くなられた、日本でもファンの多い、イギリス人児童作家・イラストレーターのJohn Burninghamさんが文とイラストを手掛けた絵本、『Mouse House』です。
YL 0.6~0.8程度 語数は383語です。
本の内容のご紹介
お父さん、お母さん、女の子、男の子の4人で暮らす家の中には、ひっそりとネズミの家族も暮らしていました。
人間が寝入った後にネズミの家族は食べ物を探したり、遊んだりしていたのです。
もちろん、人間には絶対に見つからないように、十分注意しながら…。
でもある日、男の子がネズミを見かけてしまいます。
そして、それをお母さんに伝えてしまいます。
お母さんとお父さんは、これは大変と、ネズミ駆除業者を翌日呼ぶことにします。
でも、子どもたちには分かりません。なんで人間に害を与えていないネズミを駆除しなければいけないのか。
そこで、男の子はネズミたちに「この家から出ていくように」というお手紙を書いてあげます。
すると、それを見たネズミの家族は家を出て、間一髪で駆除業者のチェックを免れました…。
後日、家の庭にいたネズミを見かけた子どもたちは、ネズミたちのための遊具を作ってあげますが…。
やっぱり、John Burninghamさんは、子どもの気持ちを書かせたら右に出る人はいませんね。お馴染みの優しいタッチで描かれたイラストがほんわかとした内容とよくマッチしています。
ほのぼのと、気持ちがぽかぽかする絵本です。
気になればチェックしてみてくださいね!
最後に
このブログでは、この本以外でもJohn Burninghamさんの絵本を紹介した記事もありますので、もしご関心があれば合わせてチェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!