こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、訪れてみたい世界遺産38の概要を簡潔に、分かりやすい英語で提示したLS(Ladder Series)からのGraded Readerをご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Nina Wegnerさんによって書かれたGraded Reader(段階別図書)、『World Heritage Site Top 38』です。
YL 6.0~7.0程度 語数は11,250語
シリーズ:Ladder SeriesのLevel 5 (LS5)【語彙レベル制限なし】です。
本の内容のご紹介
世界遺産とは、「人類共通の遺産」として、地球規模で保護・保全していくために、国際条約で取り決められたものです。文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類があり、現時点で1,200件ほどの登録があります。
この本では、訪れてみたい世界遺産を38件取り上げ、それぞれの特徴や魅力などを平易な英語で紹介しています。
本書で取り上げられている38件の世界遺産は、「アフリカ」「アジア」「オーストラリアとオセアニア」「ヨーロッパ」「北・中央アメリカ」「南アメリカ」の6つの地域に分けて紹介されています。
紹介されている具体的な例としては、
- かつて西アフリカの奴隷貿易の拠点となっていた、クンタ・キンテ島と関連遺跡群
- クメール王朝時代の遺跡群であるカンボジアのアンコール遺跡群
- 聖徳宗の総本山の寺院である法隆寺地域の仏教建造物
- 中国の万里の長城
- オーストラリアのグレートバリアリーフ
- ホロコーストにより、最大級の犠牲者を出した強制収容所、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所
- アテナイのアクロポリス(都市国家)
- フランスの修道院モン・サン=ミシェル
- アメリカのグランドキャニオン
- エクアドルのガラパゴス諸島
- アルゼンチンとブラジルのイグアス国立公園
などです。
有名どころも多く扱われていて、特に興味深く読めます。
英語はLevel 5なので、語彙制限なしで、日本多読学会によれば、YL 6.0~7.0となってはいますが、易しい語彙が中心に使われ、文法も平易で、読みやすく感じます。
ただ、写真が白黒で小さく掲載されていますが、テーマが世界遺産だけに、カラーでもう少し大きく掲載してくれれば、とは感じました。
有名どころの世界遺産の概要を英語で読みたい方にお薦めの一冊です。
気になれば、チェックしてみてくださいね!
最後に
LSシリーズの本としては、以下のタイトルもご紹介したことがあります。
また、このブログでは、これまで多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
右のサイドバーのカテゴリーから、
- YL
- 語数
- Lexile
- シリーズ
- 著者名
- タイトル
から検索できます。
気になるカテゴリーがあれば、チェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!