こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、Moreland Roadに住む人々を結びつける構成がユニークなCambridge English Readers (CER)シリーズからの作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Helen Naylorさんが文を手掛けたGraded Reader(段階別図書)、『One Day』です。
YL 2.6~2.8程度 語数は9,726語
シリーズ:Cambridge English ReadersのLevel 2(CER2)【800語レベル】です。
本の内容のご紹介
この本では、イングランドのBathにあるMoreland Roadに暮らす4組の人々の、3月のある金曜の夕方の様子がえがかれています。
12番地に母と2人で暮らすJasonは、秋にロンドンにある美術学校への進学を希望していました。
この日の夜、Jasonは恋人のMariaに会うために家に向かいます。
ところが、そこでMariaから切り出されたのは別れ話でした…。
Jasonが傷心のまま家に帰ると、そこには見知らぬ男性がいて…。
48番地に住むDavid Senの妻Ninaは、銀行で働いていますが、マネージャーへの昇進話が舞い込んできました。しかし、次の勤務地は遠く離れたNewcastle。
6歳の息子は今の学校を気に入っているし、旦那のDavidも仕事は順調。
Davidの両親も近くに住んでいて、孫に会うのを楽しみにしています。
Ninaはこの話を引き受けるのか悩みますが…。
75番地に暮らすMaggieは、チリ旅行した時の写真を嬉しそうに眺めていました。というのも、その旅行で知り合ったXavierに恋したからです。
2人はチリで長い時間を過ごすことで互いに意識しあい、恋人の関係に発展します。
そしてXavierからは来週にイングランドを訪れるという連絡をもらっていましたが…。
思わぬ人が現れます…。
そして56番地に暮らすSamは、お金の問題に悩んでいました。地理が好きな娘16歳の娘からは、今年の夏に学校主催のノルウエーへのツアーに参加したい旨を伝えられます。
そこで、兄のJeremyにお金の工面をお願いしましたが、もっと給料のいい仕事に就くべきだと言われ、断られてしまします…。
そんなSamに意外なところからお金が…。
本書の最大の特徴は、構成がユニークな点です。全部で9章構成になっていて、それぞれ2章ずつこの4組の人々の様子がえがかれている構成になっています。
そして、最後には、ある事件が起こり、一見バラバラに見えるこの4組の人たちがある接点で結びつきます。
ある道沿いに暮らす人々の様子をえがいた英語読本です。
なお、CERシリーズは音声がウエブ上からダウンロードできるので、多聴もできます(以下のURL)。スピードは、WPM=110~120くらいです。
[https://www.cambridge.org/bs/cambridgeenglish/catalog/secondary/cambridge-english-readers/resources?&formatTag[]=Audio#popular]
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
Cambridge English Readers(CER)シリーズの本としては、他に以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ!
また、このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!