こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、危機に瀕する熱帯雨林について、その美しさや偉大さとともに提示した、Oxford Bookworms Library (OBW)シリーズからのノンフィクションの作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Rowena Akinyemiさんが文を手掛けたノンフィクションのGraded Reader(段階別図書)、『Rainforests』です。
YL 2.6~2.8程度 語数は6,480語 Lexile: 950L
シリーズ:Oxford Bookworms Library [Factfiles] のStage 2(OBW2)【700語レベル】です。
本の内容のご紹介
熱帯雨林。
それは、鬱蒼と木々が生い茂り、多種多様な生物が激しい生存競争を繰り返す、地球の歴史と神秘と豊かさを象徴する森である。
世界中の熱帯雨林のうち、1950年から2000年までのわずか50年の間に半分以上の面積が消失したという。
熱帯雨林は、言うまでもなく豊かな自然の宝庫である。
地域によっては年間240日以上もの雨に恵まれ、生物に豊かな命を与える。
この豊かさは、イギリス一国に生息する植物の種類は1,443種であることに比して、熱帯雨林では1平方キロメートルの中に約75,000種が犇めき合うことを例として挙げればもう十分だろう。
私たち人間は、この熱帯雨林を破壊し続けてしまっている。
その結果、生物の住処を奪い、甚大な自然災害をもたらしている。
それだけでなく、熱帯雨林で暮らす人々の生活と知恵まで奪っているのである。
10,000年前から熱帯雨林に住み、2,000種以上の植物を用途に応じて食用や薬として使い分けるという、現地の人が長年かけて蓄積した知まで奪っているのである。
これらは、全て人間が引き起こした結果であり、悲しいことに、その根本にあるのはお金や人間の欲である…。
本書では、こういった熱帯雨林の現状、そこに暮らす人々、動物、植物、熱帯雨林を破壊する人々とその背景にあるもの、そして、熱帯雨林保護活動をする(した)人々、私たちが日常できること等々が700語レベルの平易な英語でまとめられています。
英語は読みやすく書かれ、写真も豊富に掲載されているため、熱帯雨林の美しさも感じることができる本です。
類書では、『The Amazon Rainforest』(Penguin Readers)もあります。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
本書の類書としては、以下のタイトルもあります!
Where Is the Amazon? (YL 2.8~3.8; 8,050語; 930L)
このブログでは、OBWシリーズの図書を他にも紹介していますで、気になれば以下のリンクから飛んでみて下さいね!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!