こんにちは♪
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、世界中で広く読まれる名作を世に残し、「絵本の魔術師」の異名ももつ、アメリカの児童文学作家、イラストレーターであるChris Van Allsburgさんの作品の一つをご紹介させていただきます。
本について
アメリカのミシガン州のご出身のChris Van Allsburgさん。そのイラスト、世界観にはまった方は、村上春樹さんをはじめ、日本人にも多くいるかと思います。
今回は、難破船Zephyr号にまつわるお話、『The Wreck of the Zephyr』をご紹介したいと思います。
YL 2.5~3.0程度 語数は1,318語 Lexile: 590Lの本です。
本の内容のご紹介
この本の語り手の回想として書かれた本です。
昔、小さな漁村を旅していた時、崖の上に小さな難破船があった。
船が乗り上げるはずがない場所での難破船に戸惑っていたところ、その船に腰掛け煙草を吸っていた老人が、その難破船にまつわる伝説を話し始める。
老人によれば、この漁村には、腕のいい船乗りの少年がいたという。
自分の腕に自信を持つその少年は、忠告を無視し、嵐の日にZephyr号で海に出た。
しかし荒れる海に飲まれ、見知らぬ浜辺で目を覚ます。
Zephyr号も海から離れたところまで乗り上げていた。
そしてこの後、少年は信じられない光景を目にする。
Zephyr号が、宙に浮く船に引っ張られ、海に戻されたのだった…。
この信じがたい光景を目にした少年は、この後、自分も船を浮かせて操縦したいと思い…。
この後の展開は、是非、ご自身でおたのしみください!!
左のページがテキスト、右のページが1枚のイラストとという構成をとったこの絵本。
ストーリー、世界観、イラストすべてにおいて、Allsburgさんの力量に圧倒させられます。読んで損はない絵本です。
気になれば、是非、手に取ってみてくださいね!
ちなみに、この本の朗読として以下の動画をご紹介させていただきます。
効果音付きで、この本の世界観と相俟って、まるで映画を見ているかのような臨場感を味わわせてくれます。
最後に
この本には、村上春樹さんの訳で『西風号の遭難』の邦題で日本語版も出ていますので、ご関心があればこちらもどうぞ。
Chris Van Allsburgさんの作品としては、他の本も紹介した記事がありますので、よろしければ、どうぞ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬