こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、80年近く読み継がれている名作絵本をご紹介させていただきます。コールデコット賞を1944年に受賞して、以来80年近く世界で読み継がれている絵本です。
本について
今回ご紹介する絵本は、James Thurberさんが文を、Louis Slobodkinさんがイラストを描いた、『Many Moons』です。
1944年のコールデコット賞(アメリカの年間最優秀絵本)を受賞した古典的作品です。
YL 3.0~4.0程度 語数は3,103語 Lexile: 700Lの本です。
本の内容のご紹介
海の近くのある大きなお城に住んでいた10歳のLenore姫。
ある日、体調を崩して寝込んでしまいました。
溺愛する娘を心配し、何としても元気になってもらいたい王様は、欲しいものは何でも与えることを伝えると、姫は「お月様が欲しい」と言ったのでした。
この難題に困った王様は、大臣、魔法使い、大数学者を呼びます。
しかし、それぞれが違う言い分を伝えて、月を手に入れるのは無理だと言います。
王様は次に道化師を呼びますが、この道化師がすごいのです。
これだけ賢い人たちがそれぞれ違う言い分をいうということは、月の大きさや月までの距離は、人それぞれの考えによって異なるということだと伝えて、Lenore姫に月の大きさと距離について聞きに行くことにしたのでした…。
道化師のおかげで、何とか姫の思う月を作って渡すことができた王様。
しかし、その晩に窓から月が見えたら、渡した月が偽物だと思うのではと心配になります。
そんな時、またもや道化師の子どもの考えに寄り添う豊かな発想が窮地を救うことになります…。
道化師の発想に脱帽です。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『たくさんのお月さま』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます!
またこの絵本は、コールデコット賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。
他の同時期のコールデコット賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬