タドキストによる英語多読ブログ

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落ちているものは見つけた者勝ち? 70年前に刊行された愉快な古典的コールデコット賞作品『Finders Keepers』のご紹介

こんにちは!

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

今回は、愉快な古典的な絵本をご紹介したいと思います。今から約70年前に刊行された作品で、1952年にコールデコット賞に輝いた作品です。

 

 

本について

今回ご紹介するのは、William LipkindさんNicolas Mordvinoffさんの合作で誕生した絵本、『Finders Keepers』です。今から70年も前、1952年にコールデコット賞(その年の絵本の最優秀賞)を受賞した絵本です。絵本の表紙には、金メダルが輝いているのがその証です。

 

YL 1.6~2.0程度、語数は760語   Lexile: 540Lの本です。

Finders Keepers

Finders Keepers

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本の内容のご紹介

この本の主人公は、表紙にも描かれている2匹の犬です。

一匹は顔に白い模様があるNap、もう一匹は尻尾に白い模様があるWinkleという名前。

 

ある日、NapとWinkleが庭で穴を掘っていると、1本のおいしそうな骨を見つけました

 

Napは、先に骨を見つけたのは自分だから、自分の骨だとWinkelに言います。

それに対し、Winkleは、先に骨に触ったのは自分だから、自分の骨だと言い返します。

 

2匹の犬は、この骨がどちらのものかをめぐって、これこそ「骨肉の争い」ともいえそうな諍いを始めます。

 

骨を譲らず2匹とも口にくわえたまま、通りかかった農夫や、山羊や、床屋の見習いに、この骨がどちらのものかと思うかと尋ねますが、その都度、軽くいなされてしまいます…。


そして、大きな犬が通りかかって、その犬に骨の持ち主はどちらかを尋ねてみると、その大きな犬は…。

この後の展開と結末は、是非、ご自身でお楽しみください!

 

リズムのある展開と、短文で書かれた英文が読んでいる人を心地よくストーリーに乗せてくれます。黄土色、赤、黒、白を基調とした動きのあるイラストも魅力的です。

 

気になれば、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

最後に

この作品は、日本でも『みつけたものとさわったもの 』の邦題で和訳も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。

 

また、このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞や、コールデコットオナー賞受賞作品を紹介させていただいております。もしご関心があれば、以下の記事から、過去のコールデコット賞作品に関する記事をすべてチェックできますので、ぜひどうぞ

erelc.hatenablog.com

 

erelc.hatenablog.com

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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Happy Reading♬

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