こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、春の訪れを見事に表現したコールデコットオナー賞作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介するのは、Ruth Kraussさんが文を、Marc Simontさんがイラストを手掛けた絵本、『The Happy Day』です。1950年にコールデコットオナー賞を受賞した古典的名作です。表紙に銀メダルが輝いていますね。
YL 0.4~0.6程度、語数は130語 Lexile: 320Lの本です。
本の内容のご紹介
雪が降りしきる寒い冬の日。
動物たちは、寒さをしのぐため、体を寄せ合って春の訪れを待っています。
ネズミもくまもカタツムリもリスも地面の穴の中や
木の中で冬の厳しい寒さをしのいで眠っています。
と、その時、動物たちは目を開けて、クンクン、クンクン…。
何か匂うようです。
そして、動物たちは一斉に走り出しました。
動物たちが向かった先には…?
冬の厳しい色が、白黒の絵でよく表現されています。
ずっと白黒で描かれているので、最後のページに描かれている春を象徴するものが、対比され、実に鮮やかに表されています。
1949年の刊行以来、多くの人に読まれてきたこの絵本、
春の訪れを感じられる時期に是非読みたいですね。
気になれば、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『はなをくんくん』の邦題で和訳版も刊行されています。
合わせてご紹介させていただきます。
この本のイラストレーターのMac Simontさんは、『A Tree Is Nice』で1957年にはコールデコット賞にも輝いた、偉大な方です。以前、以下の記事でご紹介したこともありますので、合わせてどうぞ。
この本の作者のRuth Kraussさんの本としては、以下もご紹介したことがあります。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬