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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回ご紹介させていただくのは、アメリカの感謝祭の起源を描いた、古典的な絵本です。今から60年以上も前に刊行された1955年のコールデコットオナー賞に輝いた古典的な作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Alice Dalglieshさんが文を、Helen Sewellさんがイラストを手掛けた絵本『The Thanksgiving Story』です。
表紙に銀色のメダルが輝いているように、1955年にコールデコットオナー賞に輝いた名作です。
YL 2.0~2.5程度 語数は2,869語 Lexile: 610Lのちょっと長めの本です。
絵本の内容のご紹介
この本の中心に描かれているのは、Hopkinsさんの家族。
お父さん、お母さん、子ども3人の5人の家族です。
サウサンプトンの港から、荷物を抱え、Mayflower号という大きな船と、Speedwell号という小さな船で出港しました。
当時のイギリスからアメリカへの船旅は、何が起こってもおかしくない、長く、厳しい旅です。
船に乗り込んでいるのは、給仕の者から、労働者から、大工まで様々。
アメリカにわたる目的も様々。
しかし、多くの乗客が乗り込んだこの船の客室は、過酷なまでの過密状態。
途中でSpeedwell号に水漏れのトラブルが発生し、またイギリスに引き返したり、Hopkinsさんに新たな赤ちゃんが誕生したりしながら、Mayflower号はアメリカ大陸に上陸しました…。
この後、アメリカに渡った先人から得た情報をもとに、アメリカ先住民とのかかわりをもってゆきます…。そして、食糧難を経て得た収穫を感謝するために、感謝祭が行われることに…。
現在は、11月の第4木曜日に行われているアメリカでの感謝祭。
その起源について知りたい方は、この本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
刊行から60年以上読み継がれている作品です。
最後に
この本には和訳版は刊行されていません。
このブログでは、コールデコット賞とは何かに関する記事の他、過去の記事でいくつかコールデコット賞を受賞した絵本を紹介させていただきました。
もしご関心があれば、以下の記事に、過去のコールデコット賞作品の紹介もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬