こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、Cambridge English Readers (CER)シリーズからのオリジナル作品で、Graded Readerとは思わせない、大人でも楽しめるお薦めの高質の英語読本をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Patricia Aspinallさんが文を手掛けたGraded Reader(段階別図書)、『The House by the Sea』です。
YL 3.6~3.8程度 語数は15,919語
シリーズ:Cambridge English ReadersのLevel 3(CER3)【1,300語レベル】です。
本の内容のご紹介
ロンドンのパブで、大学時代の友人・Carlと偶然再会した、ジャーナリストのJohn。
Carlとはしばらく会っておらず、Lindaという美しい女性と結婚した以降のことは知らなかったJohnは、ジャーナリストの性分もあり、Carlの近況を聞いていく。
本書は、このJohnの一人称によって、CarlとLindaを中心にしたストーリーが展開されてゆく。
真面目で仕事熱心なCarlは、結婚後数年間は休暇を取ることもなく熱心に働き、貯めたお金で、閑静なLittle Moretonという海沿いの町にあるアパートを購入することにした。
仕事場のロンドンの喧騒から離れ、Lindaとともに週末をゆっくり過ごすために購入した。
ところが、Carlの仕事はどんどん忙しくなり、2人の関係は次第に希薄になり、行き違いが多くなっていった。その関係を修復しようと、海沿いの家で週末を過ごすことをCarlが提案するが、Lindaはそれほど乗り気でない雰囲気で承諾し、電車で家に向かうこととなった。
昨日の新聞で読んだ女性の遺体が見つかった事件の記事がなぜか気になったCarlであるが、週末を迎え、自分は先に車で海沿いの家に行き、Lindaの到着を待っていた。
しかし、Lindaは家に現れず、近所のパブに立ち寄った際に聞いたTomというこの付近に住む危険人物のことが頭をよぎり、LindaはTomによって何らかの事件に巻き込まれたのではないかと心配するようになった。
翌日、海の付近で発見した靴を見てはLindaのものではないかと不安になり、さらに、Lindaはこの付近で昨日見かけたという話も聞き、ますます不安が高まってゆくCarlは、警察に相談することにする。
しかし、警察にはLindaの情報は届いておらず、Tomは特にこの事件に関わっていないと判断をしているようだった。
Lindaとの連絡が取れなく、不安な日が続く中、Tomの遺体が発見された。
警察は、Carlに動機があると判断し、さらにLinda殺害の可能性も含め、事情聴取をしてきたのだった。
しかし、この後、Carlが海沿いの家に戻った時、そこにLindaの姿があった。
そして、あることを告げるのだった…。
この続きが気になれば、あとは是非、ご自身でお楽しみ下さい!
CarlとLindaの夫婦関係を主軸とした、ミステリーやロマンスを含んだ、大人向けのGraded Readerです。
良く練られたストーリーは読み応えバツグンで、ページを次々にめくってしまう、高質のお薦めの英語読本です!
なお、CERシリーズは音声がウエブ上からダウンロードできるので、多聴もできます(以下のURL)。
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
Cambridge English Readers(CER)シリーズの本としては、他に以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ!
また、このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!