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今回は、Cambridge English Readers (CER)シリーズのLevel 3(1,300語レベル)からのホラー作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Carolyn Walkerさんが文を手掛けたGraded Reader(段階別図書)、『The Beast』です。
YL 3.6~3.8程度 語数は13,866語
シリーズ:Cambridge English ReadersのLevel 3(CER3)【1,300語レベル】です。
本の内容のご紹介
ロンドンに暮らす写真家のSusieは、昨秋に父親を亡くしてから、奇妙な夢を見るようになった。
夢とはいうものの妙な現実感もあり、気味悪くも感じたが、母を幼い頃に亡くしていたSusieにとって特に大きな存在だったこともあり、そのショックのせいと思ってやり過ごしていた。
ところが、動物園に写真撮影のため出かけた日のこと。
カメラのレンズ越しに一匹のオオカミがSusieの方を見つめ返し、明らかに何かを伝えようとしていたその姿を見て、気を失って倒れてしまった…。
この事態に夫のCharlieも心配し、数週間の休暇をウェールズで過ごすことにした。
車で向かい、途中で見かけた動物に導かれるように辿り着いた先は狼男伝説が残るBrynmawr Hillにほど近いCynghordy Homeだった。
2人は、パブに出かけ、そこで地元民のTomや最近越してきたというRichardらから、
飼っている羊たちが何者かに食いちぎられ、しかし血は流れていないという奇妙な状態がしばしば散見されることを耳にする。
その後も奇妙な現象がSusieに起こるが、大きな事故に至ったのは雪の日のことだった。
雪が降り始めたこの日、車を走らせ再びパブに向かっていた時、前方に何か巨大な影が見えたと思ったら、車のライトが消え、そのまま車は木に衝突してしまったのだった…。
そしてCharlieは病院に運ばれ、命に別状はないものの、1週間以上の入院を余儀なくされた。
しかし、これら一連の事態は、すべて"The Beast"の仕業であり、事は予定通りに進んでいたのだった…。
そして、夫が近くにいない状態になったSusieのもとに血に飢えたThe Beastが迫ってくるが…。
物語のナレーションと、"The Beast"の心の声とが交互に書かれている構成をとっている。このレベルで珍しいホラージャンルの一冊です。
なお、CERシリーズは音声がウエブ上からダウンロードできるので、多聴もできます(以下のURL)!
[https://www.cambridge.org/bs/cambridgeenglish/catalog/secondary/cambridge-english-readers/resources?&formatTag[]=Audio#popular]
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
Cambridge English Readers(CER)シリーズの本としては、他に以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ!
また、このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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