こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、「みんなぼうしをかぶってた」少年時代を回想した、William Steigさんによる生涯最後となった自伝的な絵本をご紹介したいと思います。
本について
今回ご紹介する絵本は、コールデコット賞を受賞した経験をお持ちの作家、イラストレーターであるWilliam Steigさんが文とイラストを手掛けた絵本、『When Everybody Wore a Hat』です。
YL 1.0~1.6程度 語数は612語 Lexile: 570Lの本です。
本の内容のご紹介
コールデコット賞、コールデコット・オナー賞を受賞した経験をお持ちの偉大な児童作家、イラストレーターのWilliam Steigさん(1907 – 2003)が、8歳当時の生活を振り返った本です。
生涯最後の作品となった本です。
1916年当時、8歳だった僕(=William Steig)。
アメリカに移住してきたお父さん、お母さん、僕も合わせて4人のきょうだいでブロンクスのアパートに住んでいました。
お父さんとお母さんはたまに喧嘩をしたこと、
その時色々な言語が飛び交ったこと、
お父さんはチェスをするのが好きだったこと、
たまに祖国から悲しいニュースがお母さんに届いて、泣いている姿を見るのが辛かったこと、
当時は男の子と女の子が一緒に遊ぶことはなかったこと、
ニッケル(5セント)で、たくさんのフルーツを買えたし、映画も見れたこと、
よく引っ越しをしたこと、
ヨーロッパで戦争をしていたこと、
初めての散髪は近所の床屋でしたこと、
そして、
当時はみんなぼうしを被っていたこと
など、当時の記憶を"I"を主語にして語った形式になっています。
イラストは、8歳の少年が描いたように仕立てています。
読んでいて、懐かしい気持ちになってしまう、ノスタルジックな絵本です。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!!
最後に
この作品は、『みんなぼうしをかぶってた』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
また、William Steigさんの絵本として、以下の作品をご紹介したこともあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬