こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、フランス航空界の先駆けとなったフランス・イギリス初横断を描いたノンフィクションの名作英語絵本をご紹介させていただきます。1984年にコールデコット賞を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介する絵本は、Alice Provensenさんと、Martin Provensenさんの合作の絵本、『The Glorious Flight: Across the Channel with Louis Bleriot July 25, 1909 』です。
1984年のコールデコット賞(その年の年間最優秀絵本賞)を受賞した作品です。表紙に金メダルが輝いていますね。
YL 2.0~2.4程度 語数は872語 Lexile: 630Lの本です。
本の内容のご紹介
フランスのCambraiで、妻と5人の子ども、ペットの猫と犬とカッコーと一緒に、車のサーチライトの発明で成した財で、豊かな生活を送っていたLouis Bleriot。
そのBleriotが強く心惹かれたのは、航空機でした。
自らの財を使い、初めての航空機「Bleriot I」を作ります。
しかし、これは小さすぎて人間は乗れなかったため、人間が乗れるグライダー型航空機の「Bleriot II」を続けて作ります。
そして、次はモーターとプロペラを搭載したものへと、次第に航空機としての性能を高めていきます。
その途中、大きな怪我にも見舞われながら、情熱さめやらず、完成させたのが「Blerio IX」でした。
フランス航空界の先駆者であるLouis Bleriotの飽くなき挑戦心が読者の心に残ります。
自ら作った「Blerio XI」を使って、フランスからイギリスまで横断した偉業を描いた、史実に基づくノンフィクションの英語の絵本です。
モノづくりが好きな人にお薦めの絵本です。
淡い色遣いが当時の風景を回想的に描く本書とよくマッチしています。
気になれば、是非チェックしてみてくださいね!
最後に
この本には、『パパの大飛行』の邦題で和訳版も刊行されていますので、合わせてご紹介させていただきます。
この絵本は、コールデコット賞を受賞した絵本ですが、その他にも、コールデコット賞作品の紹介をしたまとめ記事が以下ですので、よろしければ合わせて覗いていただけると嬉しいです。
他のコールデコット賞作品の何作品かも合わせてリンクを貼っておきます。
この絵本のように、ノンフィクションの絵本は他にも、以下のような記事でご紹介したことがあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading♬