こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、祖国を離れたArmanという青年を中心に描いた、Cambridge English Readers (CER)シリーズからの読み応えのある作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Philip Prowseさんが文を手掛けたGraded Reader(段階別図書)、『Arman's Journey』です。
YL 1.1程度 語数は2,454語
シリーズ:Cambridge English ReadersのStarter(CER0)【250語レベル】です。
本の内容のご紹介
17歳の青年Armanは小さな町で母親と暮らしていた。
この町では内戦が絶えず、兵士たちは新しい人員を求めてArmanの学校にまでやって来ることがあった。
ある日、Armanのもとに兵士がやって来て、兵士になるよう言われる。
戦争で父親を亡くしているArmanは兵士にはなりたくなく、その兵士のもとを逃げるように立ち去った。
Armanが家に着くと、この町から出て、ロンドンに住むおじのJacobの元に行って身の安全を確保するよう母親から言われる。
そうしなければ、この町で兵士になるしかない、とも…。
ここからArmanの旅(Arman's Journey)が始まる。
まず、この町の国境付近にいるHamidの元に行き、お金を渡してトラックの荷台に乗り込む。そして山を越えてトルコのイスタンブールに辿り着き、そこでしばらく仕事をしてお金を蓄える。
その後、アラバマにいるChichioという男に会いに行き、2,000ドルを渡すことでイタリアに行こうとする。
そして、目的地のロンドンを目指すが…。
果たして、Armanはどうなってしまうのだろうか…?
そして、到着したロンドンでは何が待ち受けているのだろうか…?
さすがはCERシリーズで、このレベルの語数でも、よくまとめられたストーリーになっています。
おおよそ3分の2が挿絵、3分の1が英文という構成になっていて、スラスラと読めるので、多読初期に好適な一冊です。
なお、CERシリーズは音声がウエブ上からダウンロードできるので、多聴もできます(以下のURL)。
[https://www.cambridge.org/bs/cambridgeenglish/catalog/secondary/cambridge-english-readers/resources?&formatTag[]=Audio#popular]
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
Cambridge English Readers(CER)シリーズの本としては、他に以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ!
また、このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!