こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、男性医師の殺害事件めぐるCambridge English Readers (CER)シリーズからのスリラー作品をご紹介させていただきます。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Philip Prowseさんが文を手掛けたGraded Reader(段階別図書)、『Help!』です。
YL 1.4程度 語数は4,555語
シリーズ:Cambridge English ReadersのLevel 1(CER1)【400語レベル】です。
本の内容のご紹介
Frankはロンドンに住む売れない作家。
一方の妻のTeresaは弁護士としてバリバリ仕事をこなすキャリアウーマン。
ある朝、TeresaはFrankに仕事を見つけるよう言って、ノートパソコンを家に忘れたまま仕事に出てしまった。
その後しばらくすると、家にいたFrankにアメリカから一通の書留の手紙が届く。
手紙はハリウッドのプロデューサーであるMelからのもので、その内容は、Teresaが以前送った書きかけのストーリーを気に入り、映画化したいというものだった。
Melと会ったところ、莫大な契約料を提示され、ロンドンで一番高価なコンピューターをはじめ、高価な車やテレビも買ってもらった。
そこでMelから、残りのストーリーは、鉛筆ではなく、そのコンピューターで書くよう言われる。
家に帰ってコンピューターを立ち上げてみると、画面にはChipという名の女性が現れ、困ったことがあれば"Help"とタイプするように言われる…。
そのコンピューターでストーリーを順調に書いていくFrankだったが、このコンピューターはFrankが必要以上の"Help"をしてくるのだった…。
そして、Frankは本当の"Help"が必要となる状況になっていく…。
最後の最後まで目が離せない展開で、どうなるのか楽しみにしながら読破できるストーリーです。
序盤の描写が、本書の後半にしっかり繋がってきて、この語数・語彙制限の中で、かなり完成度が高いストーリーだと感じました。
本書以外でもCERやMMRでも著書があるPhilip ProwseさんによるGraded Reader(段階別読物)です。
なお、CERシリーズは音声がウエブ上からダウンロードできるので、多聴もできます(以下のURL)。
[https://www.cambridge.org/bs/cambridgeenglish/catalog/secondary/cambridge-english-readers/resources?&formatTag[]=Audio#popular]
気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
Cambridge English Readers(CER)シリーズの本としては、他に以下の本をご紹介したことがありますので、ご関心があれば合わせてどうぞ!
また、このブログでは、多くの絵本、多読用図書を紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!