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お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、困難を乗り越えて成長に向かう女の子のひと夏を描いた感動作をご紹介させていただきます。2022年のキーツ賞(作家部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Paul Harbridgeさんが文を、Josée Bisaillonさんがイラストを手掛けた絵本、『Out into the Big Wide Lake』です。2022年のキーツ賞(作家部門)を受賞した名作です。
YL 1.6~2.0程度 語数は1,415語 Lexile: AD510Lの本です。
本の内容のご紹介
Kateという名前の女の子がこの本の主人公です。
ある夏、Kateは湖のほとりにあるおばあちゃんの家に遊びに行くことになりました。
おばあちゃんの家は、駅からボートに乗って到着する湖畔にあり、おじいちゃん、おばあちゃん、そして犬と一緒に暮らす素敵な家でした。
最初の夜を過ごした後、Kateはおじいちゃんのボートでの配達の仕事に同行します。
荷物を届ける度、みんな温かくKateを迎えてくれますが、一人、とっても気難しいWalterという男性がいました。
以後、毎日おじいちゃんのお仕事に同行し、おばあちゃんからはボートの操縦の仕方も教わり、湖畔での休暇を楽しんでいました。気難しいWalterとの関係を除いては。
ところがある日、おじいちゃんが体調を崩してしまい、入院することになってしまいました…。当然、配達のお仕事もストップしてしまいます。
そんな状況に立ち上がったのがKateでした。
犬と一緒にボートに乗り込み、配達を済ませていきます。
残すところ、Walterの家への配達のみとなりましたが…。
この後の展開は、是非、ご自身でお楽しみください!
この本は、著者の娘さん(ダウン症をお持ち)と飼い犬をもとに書かれたお話とのことです。本書の中では、ダウン症という言葉は使われていませんが、おばあちゃんの家に行くことをとっても心配するお母さんの様子が、「特殊な事情を持っている」ことが推測できます。
ちょっとたいへんな事情を持つ女の子が、困難を乗り越えて成長していく姿が頼もしく、ホロッと来てしまいます。
お子さまをお持ちのお父さん、お母さんにこそお薦めしたい本です。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、キーツ賞を受賞した作品です。「キーツ賞って何?」と思った方は、以下の記事も参照してみてください!
キーツ賞を受賞した作品としては、以下のような本があります。
夏をテーマに含んだ本については、以下の記事にまとめています!
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最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!