こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、異国の地で自分の居場所を見つけてゆく女の子を描いた絵本をご紹介させていただきます。2004年のキーツ賞(イラストレーター部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Helen Recorvitsさんが文を、Gabi Swiatkowskaさんがイラストを手掛けた絵本、『My Name Is Yoon』です。2004年のキーツ賞(イラストレーター部門)を受賞した名作です。
YL 1.4~1.8程度 語数は890語 Lexile: 480Lの本です。
本の内容のご紹介
この本の表紙に描かれている女の子、Yoonの一人称で描かれた本です。
Yoonは韓国人。父親の仕事の都合で韓国からアメリカに引っ越すことになり、異国の地で自分の居場所を見つけていく素敵なお話です。
父親はYOONという英語で名前の書き方を教えるが、その文字は気に入らない。
ハングルで書いた文字の方がもっと幸せそうに見えるし、"Shining Wisdom"という意味が込められたことも分からなくなってしまうからだ。
アメリカでの小学校の初日。
先生はCATの話をしているが、よくわらかない。
だから、名前を書くように言われた紙にはYOONではなく、CATと書いた。
一人ぼっちで寂しく、韓国に帰りたい気持ちが募ったが、先生に鳥の絵を描いてプレゼントすることにした。
翌日、また紙に自分の名前を書く時があったが、そこではYOONではなくBIRDと書いた。鳥になって韓国に帰りたい―そんな気持ちを込めて。
先生は、そんなYoonの気持ちを、どうも理解してくれているようだった…。
この後、先生の理解というきっかけを得ながら、異国の地で次第に自分の居場所を見つけ、受け入れていく様子が丁寧に描かれています。
アジア系の表情を豊かに描き上げたイラストも素晴らしいです!
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
ちなみに、この本の朗読動画もありましたので、合わせてご紹介させていただきます。
最後に
この本は、キーツ賞を受賞した作品です。「キーツ賞って何?」と思った方は、以下の記事も参照してみてください!
キーツ賞を受賞した作品としては、以下のような本があります。
また、右側のサイドバーの中で気になるカテゴリーがあれば、クリックしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!