こんにちは!
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今回は、ケニアの小さな村の少年の一日を、明るく、いきいきと描いた絵本をご紹介させていただきます。2007年のキーツ賞(作家部門)を受賞した作品です。
本について
今回ご紹介させていただくのは、Kelly Cuunaneさんが文を、Ana Juanさんがイラストを手掛けた絵本、『For You Are a Kenyan Child』です。2007年のキーツ賞(作家部門)を受賞した名作です。
作家のKelly Cuunaneさんは、数年間アフリカに暮らした経験をお持ちで、現在はメーン州に暮らしているそうです。
YL 0.5~0.7程度 語数は183語 Lexile: AD650Lの本です。
本の内容のご紹介
ニワトリが鳴き、緑の丘にレモン色の明るいお日様が上がります。
ケニアの小さな村に朝がやってきました。
少年の一日は、お母さんが料理をしている小屋に入り、手作りのおかゆを食べるところから始まります。
食事を終えた後は、「おじいちゃんの牛を放牧地に連れいってね」というお母さんからのお手伝いをする......はずでした。
少年は、ほんの一瞬だけと思い、すでに目覚めている村人の様子を見に行くことに。
でも、すんなりとはお手伝いに帰れません。
だって、お店を開けているお兄さんと挨拶したと思ったら、木の上を走り回る猿が気になって追いかけてしまい、その後は村長に挨拶しに行ったら長くお話をしてしまったのですから…。
牛のことも気になるけれど、村には楽しいことがいっぱいで、牛のことを忘れちゃう少年。
素朴で、明るくて、村人間で濃密なコミュニケーションがある。
そんなケニアの少年の生活の一部を垣間見せてくれる絵本です。
イラストの色遣いはアフリカの大地を思わせる鮮やかさと明るさがたくさん。
所々に差し込まれるスワヒリ語も雰囲気たっぷりです。
もし気になれば、是非、チェックしてみてくださいね!
最後に
この本は、キーツ賞を受賞した作品です。「キーツ賞って何?」と思った方は、以下の記事も参照してみてください!
キーツ賞を受賞した作品としては、以下のような本があります。
また、右側のサイドバーの中で気になるカテゴリーがあれば、クリックしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、Happy Reading!!